年収や規模を知るだけの「企業研究」は間違いだ
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凄く大事なことがかかれていますが、1.8ページ目くらいまでは本当に的外れなことが書かれていてモヤモヤしました。
一応、私なりの視点で整理しておきます。
【書いてあった大事なこと】
・その企業が、お客様からどういう理由で選んでもらえるのか。どういう価値をお客様に提供しているのか。何を提供してお客様に喜んでいただいている企業なのか。
・会社概要の事業内容に「製造・企画・販売」と書いてあっても、ほとんどが販売かもしれない。その企業の核は何なのか?
・その価値をつくり上げるまでに、どのような組織、人たちが関わり、どのような工夫、努力をしているのか。
・その企業の「他社との違い=強み=価値」を見る
・企業理念を見る。浸透具合も。
【1.8ページ目までに私がモヤとしたこと】
・企業研究という言葉は気持ちが悪いのでやめませんか?
・とはいえ企業を調べるときには「問い」が必要なので、何が知りたいのかのいを立てることが大事です。つまり >反対に学生からも、「企業研究って何を研究すればいいですか」という質問がけっこう寄せられます。< という状態は非常に不健全です。
・ブラック企業であれば、「自社の労働時間の実情は絶対知ってもらいたくない」と書かれていますが、いやいや待てよと。
・ここで書かれている「多くの企業がこういう風に説明会で語ります」と言っているのが、3年くらい前の感覚なんですよね。
※追記
金子修さんがお薦めしている東洋経済バックナンバーは私も買いました。就活が始まる前に読んだ方がよいと思うくらい、よい特集です。顧客は誰で、何を提供していて、どうやって収益を上げているのか。
企業研究はこれにつきます。
図に書くともっといいです。いま、ビジネスモデルの良書がありますので、そういう本をみてビジネスの構造を捉えられるようになっておくと役に立ちます。
福利厚生や研修というのは、ビジネスの本業を支える支援活動。ここに心惹かれる人が多いですが、それは企業研究ではなくオプション研究にしかすぎないです。
本業をイメージできるようになると、なぜこの会社が人にこれだけ投資をしようとしているか、なぜこのポジションを採用したいのか、みえてきます。【人事戦略デザイナーの視点】
企業研究「方法」が「正しいか正しくないか?」という論点ですが、学生が知りたいのは方法論ではなく、「企業研究の目的設定方法」ではないだろうか?
つまり、「何のための企業研究をするのか?」ということ。
その目的次第で、方法論の正否は変わる。
自分が自分の人生の主役であるのだから、企業は完全なる脇役。
私なら、研究の目的は自分に合っているかどうかを判断すること、これだけ。
一つのやり方として、直感的判断に任せるという方法もある。
ホームページをザックリと読んで見て、違和感を感じればやめた方が良い。
企業買収の調査とは異なって、企業選びの責任は自分にあるわけだから、感覚を信じて決めてもなんの問題もないと思う。
多くの成功者を見てきた経験から言えることは、「何を選ぶか?」ではなく、「何を実行したか」の方がはるかに重要である。