ソニー、純利益最高へ 19年3月期、8350億円
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注目のコメント
椎名さんがコメントされていますが、ソニーの純利益の減少は昨年の米国の法人税率変更による繰延税金資産絡みでしょう。
確か、ソニーは円高の方が利益が上がる構造ではなかったかとおぼろげに記憶しています。今晩ちゃんと見てみよう!売上は減少するものの、純利益は過去最高になる見通しとの事。繰延税金資産が関連しているようなので、営業利益ベースで見ると減少しているのでは?と思って見て見ると、営業利益は従来予測据え置きの8700億となる見込みであり、利益率は良くなっているようです。
【追記】
EMIの子会社化に伴い、持分再評価益を1,169億円計上しており、これが減収にも関わらず営業利益据え置きの要因のようです。この影響を除外すると、売上、営業利益ともに昨年と同程度の水準となります。Q3決算の発表において、通期の見通し金融と半導体などで収入が弱めなため売上高を下方修正しましたが、営業利益はバッファーを見ていたので下方修正は免れた形です。当期純利益は米国における繰延税金資産について評価性引当金を取り崩し法人税等を減額した影響が出て大幅に引きあがられています。
全体像として押さえておくとすれば、昨年度から今年度にかけて通期営業利益が+1350億円増益になるのですが、その内訳はセグメント毎に好不調が別れており(ゲーム+1325億円増益、スマホ関連の赤字が▲674億円拡大、半導体利益▲340億円減少、EMIの子会社化で+1110億円利益計上)、来期の業績動向を考える上で、ゲームのさらなる伸長と赤字事業の抜本改善が不可欠になりそうなことでしょうか。