新着Pick
850Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
今回の特集では、アートとの違いと対比しながら、「デザイン=機能に順ずるもの」というメッセージを発信してきました。そしてそれが顕著に表れるのが、アスリート向けのシューズだと思います。

アスリートには「試合で勝つ」という明確な目的があり、それを達成するために道具を選んでいます。ではその道具を任せられる職人たちは、どんなプロセスで作っているのか。機能視点を突き詰めているという意味で、ぜひとも取材をしてみたいと思いました。

三村さんの話の中で印象的だったのが、選手の性格や癖までを把握して、徹底的にカスタマイズをしている点でした。

今、世間ではナイキの厚底シューズが人気ですが、オリンピックはタイムよりも勝負が重要な世界。そうした舞台では、選手が「自分に合った靴を履いている」と思えることが、最も重要なのではないかと感じました。
思い出したのは、ナイキ創業者、フィル・ナイト著作の『SHOE DOG』。
オニツカタイガーとナイキの物語を思い起こしながら読みました。
この方、ボクシングの長谷川穂積さんやサッカーの香川真司さんなど、陸上以外の競技選手のシューズも作っているんですよね。

「本当のデザインの話をしよう」の中に、高橋尚子さんを支えた「嘘」の話まで入ってくるとは。
この特集、第一回から一貫して、「デザイン」についての固定観念を揺さぶってくれます。
三村さんのシューズは神シューズだと思います。

日本では週末に駒沢公園を走っているときに周りを見渡すと、猫も杓子もNIKEの厚底シューズというほど”NIKE祭り”ですが、こんなにNIKE祭りが展開されているのって日本だけなんですよね。

日本では常にヴェイパーフライ4%が品切れですが、海外ではどこへ行っても普通に買えます。

実は、ヨーロッパでは日本でNIKEが赤丸急上昇しているように、HOKA ONE ONE(「ホカオネオネ」ワンワンじゃありません)が大ブレークしてるんですよね。

特に、フランスでは、一昨年まではマラソンやトライアスロンのレースで(あくまで私の見た目ですが)一番人気があったのは、1位アシックス、2位ミズノだったのに、去年はパット見でHOKAがいちばん多かったんです。

アイアンマンの最高峰ハワイのコナのレースでも選手が履いているシューズで一番多かったのは、一昨年までは1位アシックスだったのに、去年はHOKAでした。

ニュージーランドのHOKAが短期間でそこまで伸し上がった秘訣、ブランド戦略、マーケティング戦略がどんなものだったのか、すごく興味があるので、ぜひNPで取り上げていただきたいなぁ。

ちなみに、私も去年からNIKEの厚底に変えましたが、悲しいかな履き心地、走り心地はいいものの記録はまったく伸びませんでした。三村さんのモデルのシューズで走ったほうがタイムは速いんですよね。

NIKEの厚底シューズは地面からの反発をもらえることが最大のウリですが、トップアスリートならいざしらず、私のような素人ランナーは着地したときに膝が沈んでしまうので(着地したときに膝が伸びていないと反発はもらえません)、ぶっちゃけシューズは関係ないんですね。

結局、ランニングフォームの問題。ってことで、石の上にも三年じゃないですが、今場所もNIKEの厚底でのぞみます♪
マラソンでは疲れがたまる後半にかけて、選手の足がむくむ。これも考慮して靴をデザインしなければならない。それも一人ひとりの足型に合わせて。

レース用シューズのデザインの良否は見た目にあらず。試合でいい結果を出せる設計になっていること。

これもデザイン哲学のひとつ。
アスリートに寄り添ったソリューションの出し方に感動!
これこそクリエイティブの力!

デザイナーは相手の要望通りに作ることではなく、自分の作りたいようにするわけでもなく、最高の成果につながるアウトプットを出すことが大切。
ここ数年のマラソン・駅伝の主要大会の上位の過半が厚底シューズで占められていて、かつ主要な選手も故障していないことからトップ選手の2~3割しか合わないという主張には無理がある。日本が個々人の技で競争していたところに米国企業がシステム化で一気にデファクトとなる他業界でも繰り返された構図
引き込まれる話でしたし、高橋尚子さんへの直前のシューズ変更の話はしびれます。個人個人へのカスタマイズは、プロアスリートならでは、ですね。でも、そんな個人のカスタマイズも、映像解析のAI+3Dプリンターで可能になると思っています。これができれば、職人は、工業製品でも知識を活用でき、AIの精度の向上の為に自らの知識を捧げる時代になるかもしれませんね。
興味深いエピソードだし、純粋に素晴らしい職人だと思います。

ただ、デザインの本質を、という特集の主題からはやや脱落した印象というか、カスタムメイドの方がいいよね、それは、という話にしか見えなかったのは私の理解が浅いのでしょうか…
この特集は毎回心に響くものがある。高橋選手についた「うそ」もオーダーに対するデザイン。いやはや、すごい。

特集を最後まで読んだ時には、デザインという言葉に対するイメージが変わっていそうです。
「三村の靴作りの本質は、「徹底したカスタマイズ」にある。三村は靴を作る際、それがたとえ素人であろうと、いつも同じプロセスで臨んできた。足の甲の高さや形状、土踏まずのアーチの高さ、そして足首の前後左右の柔らかさ。約20カ所を丁寧に手作業で計測し、それぞれの足に完璧に合った靴を作り上げるのだ。工業製品のナイキと、完全カスタマイズの三村。どちらが次のシューズ界の覇権を握るかは、まだ分からない。」(記事編集引用)

「自分」に合わせて徹底してカスタマイズしたものをデザインするか、それともあらかじめデザインされたものに「自分」を合わせていくか。この問題は本記事のトップアスリート用のシューズに限らず、私たちのあらゆる活動領域に当てはまる。これは守破離のテーマなのだろう。あらかじめデザインされたものに「自分」を合わせていく「守」の段階。標準化されたデザインを脱する「破」の時代。そして徹底したカスタマイズによってかけがえのない存在に至る「離」の境地。仕事や人生の「デザイン」にも当てはまる真実。
この連載について
ビジネスの世界でデザインの重要性が叫ばれている。しかしその一方で、言葉だけが一人歩きし、誤解されながらビジネスシーンで使われることも少なくはない。 一体「デザイン」とは何者か。NewsPicksが解き明かす。
ナイキ(Nike, Inc.)は、アメリカ合衆国・オレゴン州に本社を置くスニーカーやスポーツウェアなどスポーツ関連商品を扱う世界的企業。設立は1968年。ニューヨーク証券取引所に上場。 ウィキペディア
時価総額
13.5 兆円

業績