ダボスで見えた「自動化」をめぐる経営者のホンネ
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注目のコメント
こちらでもコメントしましたが、シンギュラリティーや人とAIの棲み分けなど、マクロな視点でAIは語られがちですが、よりミクロな視点ではRPAを含むいわゆるAIソリューションは各業界の利益率を大きく変え、業界の競争環境や企業の競争力を激変させると思います。
https://newspicks.com/news/3636427
一方で、「押し出された人材はどうなるのか?」という議論は当然あると思っており、導入期では人材の業界間での流動化によってある程度吸収されるのではないかとも感じています(多くの経営者もそういう楽観的な観点で自動化を推し進めたいところでしょうが)
吸収できなかったら先にあるのは、失業率の向上やセフティネット構築だと思うのですが、まさに政府が取り組むべき領域かと思いますので、政経連動した取り組みが起こることを期待しています(本当に期待ですが、、)株主や市場から常に収益向上のプレッシャーにさらされている経営者にとって、自動化は永遠のテーマでしょうね。雇用を減らし、効率化を進める企業ほど市場で評価されたりする。ですが、会社は社会的な存在でもあるので、地域の雇用を増やす、創り出す企業を積極的に讃える公的な評価軸も必要だと思います。日本の企業が注目するSDGsには「働きがいも経済成長も」という目標もありますしね。
生産性向上や様々なメリットのために自動化が様々な分野で導入されていくのは至極当然なことで、ここでも述べられているように、その導入への熱意に比して現状の労働者をどうケアしていくかについて経営者があまり考慮していない、というのは構造上仕方ない部分もあります。
正直な話、数%の人員削減などの話ではなく、そもそも人を入れる必要がない領域がかなりあるということに経営者以外の人も気づいていかなければなりません。
その事実を受け入れた上で、どのように自分は市場で価値を発揮していくのか。その戦い方を今以上に求められていくことは間違いありません。