【倒産ルポ】サンダル界のトップ企業を襲った「3つの誤算」

コメント

注目のコメント

• 大山 敬義

  暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

  ・2019年01月31日

  民事再生法の申請はタイミングが全てと言われます。
  再生手続きの廃止は、即裁判所の職権による破産手続きに移行しますから、そうならないように存続価値が清算価値を上回っている段階で、半年程度の資金繰りを確保した上で行わなければなりません。
  
  民事再生手続による自主再生といえばカッコいいですが、悪く言えば事前にこうした事を含め準備を整えた上での計画倒産なのです。
  再生手続きに入れば、当然営業基盤は急激に劣化しますので、資金繰りの資金が確保できないのなら、予めスポンサーをつけたプレパッケージを想定しておくのが常道となります。
  
  冷たい言い方になりますが、民再手続き中に自主再生を断念し、スポンサー募集に移行するというのは、残念ながら経営者にそれだけの計画性がなかったということになるわけです。
  
  企業の再建こそ胆力や人間的なものも含めて、経営者の力量ごもっとも問われる場面だというのが、長く企業再生の現場にいたものの実感です。
• 平井 啓一朗
• 碓氷 早矢手

  講談社 宣伝統括部担当部長

  ・2019年01月31日

  華々しく語られる企業再生ケースの影で、倒産する企業について詳しく語られることは少ないので、興味深く読みました。
  
  記事によると、倒産に至った要因は3つ。
  価格帯のズレ、小売チェーンの店舗減少、キャラクター人気による需要の見誤り。
  
  環境の変化に応じて、変革できなかったとまとめることもできるかもしれませんが、語りきれない難しさも数限りなくあったはず。
  変化の激しい現代において、誰にとっても人ごとではないのでは。