世界初の印刷でつくる電池。IoTやウエアラブル機器を変えるか
コメント
注目のコメント
バッテリーの形に合わせてデバイスを設計していたところから、デバイスの形に合わせてバッテリーを設計する、に変わる。形状という面では設計の自由度が上がりますね。
一方で、どういう形状なら効率が悪いとか、安全性に問題があるといった知識は設計者の腕の見せどころになるでしょうね。
せめて安全性に関しては設計者どうしの知見を共有したいところです。今まで想定されていてもなかなか実現しなかった技術をリコーが実現へ。それでも商用化に2年かかるため、キャッチアップしてくる企業が出るのではないかと懸念します。
実現すれば設計の自由度があがり、IoTデバイス的には劇的な進化をもたらすことが期待できます。ZETAと組み合わせれば、容易にばらまけてほぼ制約のないデバイス設計が実現できるかもしれません。
電池形状などのの設計次第でパフォーマンスが変わることも課題でしょうけども、今後の動向に期待です。iPhoneXsのL字バッテリーに見るように、バッテリー形状を変形で作れると設計自由度が上がります。
しかし、変形形状のバッテリーは電解集中が起こりやすかったりする分信頼性への懸念があります。特にLi-ionバッテリーは近年信頼性要求も高まっているので簡単ではありません。
もちろん、変形形状にすることによる材料ロスも課題であって、インクジェット印刷によってそこをクリアしている分進歩しているのですが。