日産:会長人事、綱引き 仏政府「ルノーに指名権」
毎日新聞
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注目のコメント
ルノーと日産両者の綱引きではなく、フランス政府も巻き込んだ経営陣の綱引き、主導権争いです。
ステークホルダーたる一般株主と、そこで働く従業員の思いが一番大切なのではないのでしょうか。この視点が欠けているように思います。
ルノーと日産それぞれの従業員がやる気を持って働き、成果に応じて果実が公平に分配される仕組みが成り立ってこそアライアンスは機能するのだと思います。「搾取されている」と日産の従業員が感じているから、アライアンス崩壊の危機が高まっているのだと言うことをルノーと日産の経営陣は理解すべきです。
「日産がフランスに乗っ取られる」かどうかで言えば、メンタルは除き、その話自体はあまり意味がないように思います。フランスだって、「金の卵を産むニワトリ」だからこそ価値があるわけです。そのニワトリを放し飼いするのか、狭い檻の中に閉じ込めるのか。ルノーにとっては20年前に瀕死のニワトリを救い、まるまると育て、これからも元気に卵を産み続けてくれてこそ、飼い続ける意味と価値があると言うものです。
繰り返しになりますが、その意味と価値を共有するのは、全ての株主と従業員であり、決してルノーと日産の経営陣だけがアライアンスの行く末を決められる訳ではないことを、交渉に関わる人たちは肝に銘じておいてもらわなければなりません。