「働き方改革」で中間管理職に突きつけられる ”最大のリスク”とは何か?
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仕事の属人化からの脱却はかなり難しいと思いますよ。属人化は会社にとっては不都合なことだらけですが、個人にとっては自身の強みだからです。自分の仕事を誰でもできてしまっては自分のいる意味がなくなってしまう。本来はアウトプットの品質の高さやオリジナリティで個人の能力を評価するべきなのですが、そんな難しい事を中間管理職ができる訳ないので、こうなる。
属人化こそが最大のリスク、とのこと。しかし、難しいのは、「属人化しているからこそ、自分がその会社にいる意味がある」と思っている人がいる。
自分の仕事がほかの人でも出来るようになれば、自分がそこにいる理由は減る。自分でやるのが最高のパフォーマンスが出せる、というプライドから手放さない人もいる。
このあたりのマインドセットの転換や、その組織に留まるメリットとセットで導入しないと、転職できる有能な人が出ていって、そうでもない人だけが残ることになりかねない。目指したいのは属人化した強い組織。
一人ひとりが創造性など強みを発揮し、チームとして価値創造できる組織。
単に属人化を排して、人を簡単にリプレイスできる組織にしないことがポイント。それでは単なる歯車の集団。
自分の存在価値を希薄に感じ、やる気を出しにくくなる可能性がある。合理化、効率化を追求した組織が、必ずしも良い成果を出さないのは、そんな理由。
もちろん仕事内容にもよるが、やはり人が力を発揮するための良い属人化はあっていいと思う。当然、どんな組織を目指すかはリーダー次第です。