クラフトビールを万人の飲み物に──多様化への飽くなき挑戦
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日本でも人気が高まり、クラフトビールの専門店が激増していますよね。特に横浜方面は元々オクトーバーフェストが盛んだったということもあり、ここ数年で専門店が増えています。
クラフトビールって、日本の生ビールの様にグビグビ飲んで酔いを楽しむようなものではなく、じっくり味わいながら、一緒に居る人との同じ時を楽しむ役割があると思っています。言い換えるとコミュニティの活性化に一役買うものかと。そう考えると、モノで満たされることで幸せを感じることの次ステップの、精神的な豊かさを求める人に支持されるのかもしれません。本屋が多い街は成熟している町と言われますが、その本屋ポジションに変わる存在がクラフトビールになる日も近いと思います。モノが溢れ、生存に必要なものは全て整った。そして、ある程度の嗜好品も整った。全ての人が同じ生活を送れらるだけの環境が、先進国では出来てしまった。
欲深い人間という生き物は、種族として必要なものだけではなく、個体として欲しいものを求めるようになった。それが多様性の一つの側面でもある。
つまり、今の時代の、特に先進国の人間が求めているものは、自分にとって素晴らしいものであって、みんなにとって素晴らしいもの(=最大公約数)ではない。
それゆえ、クラフトビールのようにニッチだけど熱狂的なニーズやファンがあるような産業というのがこれから増えてくるだろうし、「マス」という概念そのものがなくなり、マス向けの商品というのは市場がそれほど伸びにくくなっていくだろう。
これは全てのイノベーターが意識しなければならない重要なトレンドだ。ドイツの旅行で楽しい事は、地元のビールとソーセージが食べれる事。
ビールは、地方地方で特色があるので、言わば地域密着型クラフトビール。
全国流通のブランドがほとんどないので、こういう楽しみ方ができるわけです。
日本酒もそういうところが好きだが、有名になるとすぐ全国流通になるので残念。
「そこでしか飲めない」がクラフトビールの真髄だと思うのだが。。。