カルソニックが検査不正 日産車部品「安全は確認」
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注目のコメント
こういう事を言うと怒られますが、検査不正をしていない会社の方が明らかに少ないと思います。部品メーカーや素材メーカーは自社の存続のためにも必死で部品や素材を大手最終製品メーカーに収めるしかないわけですが、検査体制の構築や品質の安定化にも猛烈なコストが発生し、そのコストは最終製品メーカーが払ってくれるわけではないので自社の少ない利益の中から何とかして捻出する事になります。
しかし四苦八苦してそんな事をしている内に最終製品メーカーがラインナップの更新やリニューアルを通達してくるため、品質体制がまともに整わない内に次の部品や素材開発へ向けリソースを投入しなければならない。特殊な工程や加工を含むような生産が必要になれば、また品質体制の構築をイチからやり直しです。そうしてやり直している最中にまた新しい製品へ向けた開発体制の刷新が命じられ…という風に、「品質負債」とでも言うべき品質軽視・品質体制の悪化はドンドン雪だるま式に積みあがっていきます。そういう状況で完全完璧な品質と検査を要求されても、お金も人手も足りない状態では対応不可能です。