グーグル:欧州でニュース集約サービスの撤退検討-EU著作権改革で
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自分がWebメディア運営者なので気持ちはわかります。
ただ、便利に情報に触れられなくなると、良い記事を提供するためのヒントも得られにくくなってしまって、結果、メディアの質も下がるという悪循環になりそうな方がこわいです。
あとプラットフォームによる文化の違いもありそう。例えばモデル写真とか、雑誌だと最初の掲載以降の流用・転載にイチイチ費用がかかるような慣習があります。
掲載先が増えるほどお金がかかる文化のメディアと、一度公開したものはあらゆる形で無料拡散されるWebの文化。たしかに相性は悪そう。
注目のコメント
メディアとプラットフォーマーの関係を考えさせられる記事でした。
メディアとグーグルのコンテンツ利用をめぐる対立は以前からあり、スペインでは2014年、アグリサイトからの使用料徴収が法制化されたことを受けて、実際にグーグルニュースの閉鎖に至りました。このときはトラフィックをグーグルに大きく依存していた中小出版社にトラフィック減のダメージが大きかったとの調査結果が出ています。
今回のEUレベルの法制化には加盟国間の溝もまだ大きいようですが、仮に欧州全体でグーグルニュース撤退となれば、小規模ニュースサイトは立ち行かなくなるところが多く出そうです。ユーザーにとっても接触するニュースの幅が狭まることになり、マイナスの影響が気になります。プラットフォーマーはそこに乗るパブリッシャーが衰退すれば自身の衰退につながることは理解しているはず。ではどうすればいいかの解がいまだに見つかっていない。Googleより先に解を見つけたプラットフォーマーが現れたら、オールドメディアをはじめとするパブリッシャーは一斉に乗り換えるかもしれない。GAFAが絶対存在とはまだまだ言えないのではないかな。
結局、規制を強化するだけでは消費者につけが回ってしまうということ。日本や大陸欧州といったただでさえ人口動態から経済的な競争力衰える地域が、規制強化で衰退に拍車をかけているのは皮肉すぎる