この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。
国内大手通信会社のソフトバンクを中心に、Yahoo!・LINEなどを展開するZホールディングスなどを子会社に持つ。持分法適用会社には中国ECサイト最大手のアリババなどがある。
時価総額
13.2 兆円
業績
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PDCAでうまくいかない会社やチームの理由がまさにこれで、PDCAは株の分散投資と同じロジックで考えるべき。
「良い結果が出る」のは「アイデアなどの投資先が複数あり、それを行動によって検証することで、より良いものに寄せていくこと」なのですが、うまくいかない会社は投資先が複数ないのです。
思いつきでも、数ヶ月練っても、それはどちらもただのアイデア、ただの仮説。やるから初めて検証データに変わり、変化をすることができます。
PDCAのPはいくつも同時に広げる。改善はその広さの中でしか起きないからです。
①新しいことをやることに慣れていない
記事では孫さんが常にPDCAを回してきたという話が出てますが、時間はかけなくてもどのような情報を集めるべきかということや、この辺まで見えたら不確実でもやってみるという勘所が体得されていることも大きく、また同じ情報から仮説をたてる精度も高くなっているはずです。これは経験の関数なので慣れてないと仮説も立たないし、非常に精度の低いものになりがちです
②担当側の勇気、保身
人間誰しも失敗は嫌なので、まずは色々調べてリスクを潰して、周囲の賛同を得て、仮に失敗しても「ここまでしっかりやった」と言いたくなるものですし、それがサラリーマンとして生きるには必要な立ち振舞いでもあります
③マネジメントの意思決定と態度
実はこれが最も根が深い気がしますが、何かをやる意思決定の際に色々とリスクを潰したがるので、結果的にそれを納得させるために現場は練りに練らなければいけなくなる、という構図です。また、うまくいかなかった際にも「うまくいかなくて当然」という態度で社内の批判からも守ってあげなければいけなません。これがないと②が更に助長されますよね
そんな時に、Pにかける時間を短縮しながら精度をあげたいときは、どうぞコンサルタントにご相談ください 笑
これはPDCAという概念を提唱した人の罪悪ですね。素晴らしい概念ですが順番にとらわれすぎて今の時代にそぐわなくなっています。pDCaとでも変えた方がいいかもしれない。
通常のPDCAより、もっと速く成果をあげる工夫があります。言われてみれば、確かにPayPayの宣伝でも孫流PDCAがなされています。
また、後半で出てくる、孫社長が三木さんに出した、なぞなぞ質問、「ほとんどの人が高い目標を実現できず一生を終える理由は何か?」に対する答えも、孫社長の哲学が丸見えで面白い! 必読です。
1.思いついた計画は可能な限りすべて実行する
2.1日ごとの目標を決め、結果を毎日チェックして改善する
3.目標も結果も数字で管理する
即実行→KPI・KGI明確化→ダッシュボードで日時管理→学習と修正を繰り返すというサイクルを回す。
複雑性が高くなるほど、打ち手に悩んでいる時間はもったいなく、行動→学習のサイクル数が重要になってくると思っている。
ちなみに就活をしていた頃、事業の中身から成長性までを調べるために企業の決算書を読み込むようにしていました。数字の勘を掴む訓練は、少しずつでも日頃からやっておくべきだなと改めて思いました。
言うは易しとは思いますが、これを意識するだけでだいぶ変化がありそうです。日本の大企業って、社内研修とか沢山あると思いますが、この手のことって教わることありませんよね。HR戦略が大事だと改めて感じます。
登りたい高い山がある人にとっては、孫社長のやり方はとても参考になる、という見方ですかね。圧倒的な成果、みたいなぼやっとしたもののために山を見つけよう、なんて思うと本末転倒かもしれません。
スタートアップの経営においても非常に重要な要素だと思います。
1.思いついた計画は可能な限りすべて実行する
2.1日ごとの目標を決め、結果を毎日チェックして改善する
3.目標も結果も数字で管理する
習慣化が大切なため、“1日”ごと、並行して実施がポイントだと感じました。
また、個人の目標を数値管理しない場合が非常に多いですが、「なにが変わったのか?」がわからないと成長が測りにくいと思います。
弊社でも、配送数やスタイリング数などの実数字は1日ごとに管理して小さな改善策を実施し続けています。
一方で並行してこれだけ実施というのはなかなかやらないので、試してみたいと思いました。