「成功事例を横展開しよう!」という号令がいつもうまくいかない理由
マネー現代
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書きました。面白いと思います。組織において「創造性」と「再現性」のバランスをとるために必要なのは2つ。組織体制とKPIだと思います。ですがさらに深掘りし、人間の感情までみてみると『天才を殺す凡人』で描いたような「秀才の失敗に対するアティチュード」だと思います。
下記のくだりは相当示唆的。誇張でなく、社会的病理だなと。自分のコンプレックスを他人に投影する人や他人のコンプレックスを刺激する人が世の中には一定数いるわけで、それを不健全とまでは言いませんが、コンプレックスの解体・霧散を経て自己理解・自己肯定に至れるような社会設計がなされるとよいと感じています。
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もう一つは「コンプレックス」です。
秀才は天才に対して、極めて複雑な気持ちを持ち合わせています。尊敬と嫉妬、その両方です。秀才は、凡人とは違って、天才の凄さを理解できます。一方で世の中的には「秀才=天才」として扱われることも多いため、その分だけ、「複雑な気持ち」を持ちがちです。成功事例の横展開で思考停止を生まないように。
1つの成功事例は、次の成功のためのヒントにはなるが、正解ではない。応用力を発揮しないと、単に前例踏襲の意識を高めるだけ。
横展開しようと上から支持するのではなく、その成功要因を自発的に探って活かす状態が望ましい。