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Amazon is a leading online retailer and one of the highest-grossing e-commerce aggregators, with $386 billion in net sales and approximately $578 billion in estimated physical/digital online gross merchandise volume in 2021.
時価総額
265 兆円
業績
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Amazonのすごいところは、投資を行い続け、自己変革を怠らないところだと思います。
唯一絶対のポジションを持たないから、イノベーションのジレンマに陥らない。
Amazonを意識する企業は、利益を出している場合ではない。けれど、成長性と期待値とでリスクマネーを引き寄せるそのスタイルすら考え直す必要もあるのかもしれません。
盛者必衰の理は、現代にもあるのかどうか。
http://global-adtech.jp/blog/4027
Amazonの広告事業は凄まじいのびです。
ターゲティングの精度は言わずもがなですし、最もインパクトがあるのはやはり小規模広告主。Googleもfacebookも数百万社とも言われるセルフサービスの広告出稿です。
"セルフサービスのシステムが進化し、広告主はアマゾンのサイトの内外を問わず、予算に応じてターゲティング広告を打つことができる。"
さらに、この記事を見てると、リアル店舗購入でも使えるのも、明らかですね。
広告事業が大きな柱になってきているのは、間違いないでしょう。
ベゾスの言う、「第4の柱」は広告なのか?ペイメント(決済)なのか?
興味津々です。
コンバージョン率は20%――つまり、クリックした人の5人に1人が注文したわけだ。
いや、超えるかな。
従来の広告というのはパーチェスファネルという購買にいたる行動を認知=>興味=>欲求=>購買と左から順に進めていくわけですが、何が購買に影響したかがわからないため膨大な広告コミュニケーションが発生し、「広告の半分は無駄とわかってもそれがどれだかわからない」という状況だったわけです。
P&Gもその問題から、実際のお店から逆算するストアバックという手法を編み出し、膨大な投下量のコミュニケーションから購買に寄与したコミュニケーションを導き出す事に成功しました。
ここまで言えばわかるでしょうが、このストアバックの手法が出来るのはamazonです。
今後より費用対効果の透明性を求められるようになると他のプラットフォームを抜くのも間違いないでしょう。
このターゲティングの正確さで右に出る者はいないと言うのは分かる一方で、あまりに支配されていくと、この会社のせいで長期的に消費者の意思決定が歪んでいくような気もする。
そのうちにフェイスブックみたいに議会に呼び出されるのでは?
買ってもらう=販促
好きになってもらう=ブランディング
のためにやるもの。
最強の小売プラットフォーム、アマゾンには
誰が何を買ったのかが分かるわけで
最適の広告ターゲットを
クライアントに供給できる。
楽天などが追従する可能性はあるか。
Amazonの強みは、まず商品データベース。
小売りやメーカーがそれぞれ同じ商品を出品したとしても、それぞれの商品IDを紐づけられる製品IDによってAmazon側でデータが統合されて、どの商品をユーザーが購入したのかを整理整頓しながら購買分析を行ってきた。一番の強みはここであると思う。
日本での競合で例えると、楽天市場は以前この製品IDでの統合が上手くいってなかった。各出店店舗によって商品情報がバラバラに入力されていたため、以前しっかりと分析できなかったです。
違った角度でネット広告の強みとなってくるのが、ターゲティングの部分におけるユーザーの行動データ。
これまでネット公告がユーザーの嗜好を類推する部分で足りないと言われてきたのがオフライン上の、つまりリアル店舗でのユーザー別の購買行動です。
ホールフーズの買収によって面白いのが、Amazonの会員であるとホールフーズ内の商品がディスカウントで購入出来たり、サンプル商品を受け取れるなどの恩恵サービスが受けられるようになっていること。これにより、リアル店舗でもAmazon会員としてログインする機会を増やし、購入データやサンプル商品を受け取って何に興味があるかもデータが取れるようになっています。
これも例えるなら、試食コーナーで定員さんが顧客が興味を持ったかを、会員IDを聞いてデータを集めているようなもの。
もちろんリアル店舗での購買データはAmazonの決済サービスで取得出来る。
さらに視聴データとして書籍や映画や番組の趣味嗜好も取れている。
このように自然とオンラインとオフラインのデータが統合され、高度に分析され、Amazonがおすすめする商品の広告のマッチ率が高まってきます。
Amazonにポジティブなユーザーほど、より精度が高まるため、より消費が増える。
となると、メーカーが広告出稿をAmaoznに寄せてくるために一人勝ちも見えてくるという話。
なぜなら北米のEC市場の成長が著しいなかで、その成長率のうち70%がAmazonの成長に依るものだから無視が出来ない。
広告ではなく、自分たちの嗜好を把握していて信頼できるAmazonからのおすすめという印象にユーザーがなっていくという話かもしれないということだと思います。