【落合陽一】「見る力」を鍛えたら、世の中はもっとよくなる
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次世代のビジネスパーソンに不可欠な「見る力」。
取材に同行させていただきました。今日から4回、NewsPicksではあまり焦点が当たらなかったビジュアルについて落合さん独自の考えを紹介します。
見る力を養うと、どのようなメリットがあるのか。その一つに、問題をあらゆる角度から的確に捉えることができ、それを正しく言い表す「言葉の解像度」が上がることが挙げられます。
対象となっている問題をどう切り取るか、これは写真を撮影する際に空間と時間で被写体をどう写すかに似ているのではないでしょうか。
その切り取り方次第で、当然ですがアウトプットも全然異なってくる。取材当日、私も写真を撮影しましたが、記事に掲載されているTOBIさんの切り取り方とまるで異なります。プロとアマ、こんなに差があるものかと痛感します。
例えば、脚立を使った撮影。アマチュアの私ではこの切り取り方は浮かびません。しかし、プロは脚立を使えば、今まであまり見ることがなかった落合さんを表現できる。この違いが、アウトプットの差を生んでいます。
ビジネスシーンでも、優れた人は上記の例と同じような柔軟かつ幅のある発想ができるはずです。対象をどう見て、アウトプットイメージを持つか。これが見る力ではないかと思います。
見る力が加わると問題の切り取り方が変わり、そこから導かれるアウトプットも思わぬ形になる。そして、それを説明する言葉もより的確に物事を表すことができる。
今日から4回、見る力について考えてみませんか?主観的でなく、客観的に見るためにカメラを通してみるといい感覚は分かります。カメラで撮られてる自分を意識することで客観的になることができるとずっと思っていました。
このような振る舞いをすれば撮る側も撮りやすくて、こうして撮ってくれるだろうというのはいつも意識してやっています。