米財務長官、中国に対する関税撤廃を提案=WSJ
コメント
注目のコメント
もし発言が本当だとしたら、つくづく、交渉とか情報の使い方が下手な人なんだな、と思います。
アジア市場はムニューシンの発言を無邪気に歓迎しましたが、もし、発言が本当だとしたら2つの事実が推測されます。
第1に、米中の交渉はトランプ大統領がツイートするように決して順調なものではなく、この時点で関税撤廃をチラつかせないと話が進まないほど中国の姿勢が強硬であること。
第2に、中国との円満な交渉妥結を望んでいるのは年末の株価暴落や、議会との対立などの内政問題を抱えているアメリカの方であり、今やアメリカの方が音をあげそうであること。
そもそも、トランプ大統領が中国に突きつけている要求は実は理にかなったものばかりであり、アメリカが(理屈上は)譲歩する必要のないものばかりです(この点に限ってはトランプ大統領を評価します。)。
それなのに身内の財務省トップが「譲歩したらどうだろう」と言い出すとか・・・
タフで引かない交渉を旨とするトランプ大統領のブレーンにこのような交渉下手(?)な人がいるとは驚きです。
少し喩えが極端ですが、北朝鮮に対して核を放棄させるために安保理決議の経済制裁を緩めてやろうよ、と言ってるようなものです。
市場が冷静になってこのことに気づくとか、トランプ大統領がムニューシンに愛想を尽かして彼をクビにしたら、それをキッカケに相場は二番底を探りにいくかもしれないですね。そんなレベルの低い二番底探りが現出しないように祈ってます。