サントリー天然水がジョージア抜く、28年ぶり飲料水トップ交代の理由
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『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』の中に、本田健さんのオフィスで20種類の水が出てきて、「好きなお水を飲んでください」と言われたというエピソードが出てきます。
健康志向の高まりとともに、これまで以上に、水の購入量は増えるし、水の中での選択肢は増えていくはず。
定量データはもっていないのですが、水しか買わないという人がすでに一定数いると思います。何故サントリー天然水が前年比109%と伸びてきているのか。
そこには様々な要因があると思いますが、記事にあるような「健康志向」や「災害対策」に関しては結構前から言われていることなので(ウォーターサーバーの普及率の推移などでもわかる)、「最近伸びている理由」としては少し大雑把過ぎるかな、と思います。
で、個人的に1番大きいと思うのはSKUを増やしたことによる「競合飲料からのシェア奪取」かなぁと。
やはり「朝摘みオレンジ」や「ミルクティー」などを発売したことによって、ミネラルウォーターセグメントでありながら、「オレンジジュース」や「ミルクティー」といった別セグメントからシェアを奪う仕組みを作ったのは大きいと思います。
また、サントリーのHPを見てみると「スパークリング シリーズ(6種類)」もミネラルウオーター枠に含まれており、「炭酸飲料セグメント」からもシェアの奪取が見込める仕組みになっているんですよね。
つまり「天然水」と言いながら、実際は複数のセグメントにまたがったウルトラCな商品な訳です。
そりゃ伸びますわ、と。笑
よって、「味付き」でも「炭酸入り」でもない純粋な「天然水シリーズ」での売り上げ推移がわかれば、また違った結果が出てくるかもしれませんね。
参照:サントリーHP
https://mobile.suntory.co.jp/softdrink/products/b/0000000040/index.html天然水の大ヒットは江本勝の『水は答えを知っている』だけの手柄ではないと思います。
冗談はさておき、サントリーの「クラフトボス」はまじ売れているよ。美味しいし、量も多く、しかも、缶コーヒーとは違って一気に飲み干さなくても続けて携帯できるからすごく便利だ。やはり消費者の心理分かるよね、サントリーさん。