酒ビジネスを革新する、6人の挑戦者たち
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この特集を担当しているライターの川内です。昨年に書かせてもらった「農業は死なない」(https://newspicks.com/book/1071)の次のテーマとして「ニッポンの酒」に注目しました。
僕自身お酒が好きということもありますが、最近、インディペンデント系の酒づくりメーカーや酒にまつわる仕事に就く若者の存在感が増している印象があり、その当事者に話を聞きにいきました。
今回はウイスキー、ジン、日本酒、ビール、ワイン、ラムの各分野で独自の取り組みをしている人物に焦点を当てています。30歳になったばかりの若者から50代のベテランまで、さまざまな背景を持った人たちです。
酒づくりのど真ん中で活躍している人、プロデューサー的な役割を担う人、すい星のように現れた新人まで幅広いジャンルの方々が登場します。
今日の1回目に登場するイチローズモルトの肥土さんのように既にレジェンド的な方もいますが、全編で「まだ世に知られていないストーリー」を描くことに注力しました。
取材を進めるなかで感じたのは、伝統工芸の職人に通じるクラフトマンシップに自由な感性や新しいアイデアを掛け合わせることで、「ニッポンの酒」に革新が起きているということです。
各界の登場者の哲学や背景、圧倒的な取り組みは、お酒が好きな方はもちろん、お酒を飲まない方、苦手な方にとってもなにかしらの刺激やヒントになると確信しています。今日から1週間、よろしくお願いいたします!海外の人は、日本酒がとても美味しいのに低価格で提供されていることに驚くそうです。
日本酒は、ワインのように酒米を栽培している水田の土壌から評価し、日本酒文化と一緒に発信していけば、ワインと同じくらいの付加価値をつけて提供することができると思います。
水田土壌品質評価 × 酒米評価 × 日本酒評価の3軸で”美味しさ”と”付加価値”を伝えることができれば、世界い通用するブランドになると思います。
日本酒の輸出量はかなり伸びています。
日本酒には、ワインと同じくらい素晴らしい文化が根付いています。
あとは、それをどのように発信していくかだと思います。日本酒は、並行複発酵と言い、
糖化と、発酵が同時進行する
世界的に極めて稀な製造方法を
とっている。
この複雑な製造方法が、お米という
単一の材料にもかかわらず多種多彩な
味を生み出す。
そして、酒造りには、
一 麹
二 酛
三 造り
という言葉があり、麹菌の作用が
味に一番の影響がある。
日本のカビ文化の結晶のようなものである。
お酒は嗜好品であり、ストーリーも大切だと思う。
単純に味や、マリアージュだけでなく
ストーリーの発信も大切だと思う。