パナソニック津賀社長が話す2030年に生き残る戦略--「くらしアップデート業」がもたらすもの(前編)
コメント
注目のコメント
今回自動運転レベルのような「松竹梅」を設けましたが、そこで楽を選ぶ人はダメです。電話やクルマのハイテク化と比べ、住空間はパナソニックが進化しなければ進化しません(家電くらいであれば他人がしますが「くらし」はもっと広いものです)。楽な道を選べば、私たちのくらしの進化が遅れます。社会的な責任を感じて取り組むべきテーマです。
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「くらしアップデート業」を発信して、約3カ月を経過しました。今、ヨコパナの象徴として、HomeXに取り組んでいますが、HomeXに対応すればいいと、軽く受け流すだけの意識の社員もまだいるように思います。その発想では駄目です。これからはアップデータブルにしないと生き残れないことが理解できれば、HomeXへの対応の仕方も変わってきます。実際、パナソニック製品と付き合わざるを得ないけど、個人的なイメージは下記にてコメント。
https://newspicks.com/news/3405298/
現状、市民には選ばれないけど、大衆に選ばれるパナソニック。
逆に言えば、パナソニックが変わると、大衆の意識、意図とは関係なく、自然と変わる。
悔しいけどパナソニックが変わると暮らしが変わるは、一理あると思う。
今はただただダサい、センスない、選びたくない。
まずは、ここから変えて欲しい気もします。
そしてHomeXは、特殊な設備をこれといって必要がない、他のAIスピーカーとどう差別化されるのだろう。人々が心身ともに豊かに暮らしていくために、何をアップデートすれば良いのか、という問いを社内外に投げかけるのが、「くらしアップデート」なのだと理解しています。単なる「お客様は神様」や御用聞きではなく、デザイン思考的に「お客様」(B2CでもB2BでもB2B2C)からの価値評価を中心に置くこと。
ヒト(human)とキカイ(mashine)が融合するhumashine(流行りの言葉ではホモ・デウス?)時代に向けて変化する社会。ヒトとキカイの絡み合いを、どうデザインするかが大事だと思います。そのデザイン軸として、どのような価値を創造できるか。自問する日々です。
一つの形は、スマホに表象される、ヒトとキカイが一対一対応する個人主義的な関係ではなく、ヒトとヒトの間をキカイが介在して助けてくれる関係のデザインに、弊社の遺産を活用できる可能性を感じています。「くらし」という言葉は、そのように解釈もできます。
あるいは、ヒトとキカイの関係が、短期間の功利的な目的ではなく、教育のような長期的な目的とする場合のデザインも、弊社の強みとなるかも、と思っています。不便益的に、のび太に楽をする「ヒミツ道具」を渡すのではなく、のび太が自立・自律するように促す、ドラえもんのようなキカイ。具体的な例では、運転する愉しみを奪うのでなく、誰でも自分が主体的に移動できる運転補助モビリティ。