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「ニセ医学」を信じてしまった患者を救えない、“正論”医療の現実

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コメント


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  • メディカルBECS 代表

    ニセ医学が普及しているのには、理由があります。
    なぜ、そんなに広まるのか。
    普通に医療者が考えたら、そんなおかしいことをどうして?と思うようなものまで。

    それは、ニセ医学でお金を稼ごうとしている人たちが、患者さんの心に寄り添っているからです。
    患者さんの心、患者さんの感情に。

    患者さんの病気で不安になっている気持ち、病気で家族関係の不和に悲しんでいる気持ち、誰にも病気を話すことができない恥ずかしさや寂しさ、病気にまつわる様々な感情に、寄り添う巧みな言葉を使い、

    患者さんの心に届けているからです。

    医療者は、ニセ医学を単に断罪するだけでは解決しません。
    ニセ医学は、次から次へと出てきます。
    それは、人は不安に寄り添い、解消してくれるもののために、いくらでもお金を使ってしまうからです。
    そういう人の心理をつかんでいるからです。
    そういう人の心理を研究しています。

    だからこそ、医療者はニセ医学を断罪するだけでなく、ニセ医学から、伝え方を学ぶことも必要です。
    自分たちのしている正しい治療を、患者さんに届けるために。

    記事にもありましたが、患者さんがニセ医学に流れるのは、医療者にも責任がある、そう考えた方がより健全です。


    医学的知識だけを極めるだけでは、患者さんに届かない時代になっています。
    医療者であっても、心理学、ビジネスの知見、マーケティング、そういう様々な知見も知らなければいけない、もしくはその専門家と組まなければいけないということなのではないでしょうか。

    医学的知識と、届ける技術、そこまで含めて、「医療」ということでしょう。


注目のコメント

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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    良い記事ですね。筆者の指摘する「ニセ医学」を生み出してきた責任は私たち医療者にもあるという点や、正論を振りかざすのではなく、まず耳を傾けるという点は頷けるところです。

    医療情報は正しいか間違いかという二項対立では切れないことがほとんどで、私には何かを正しいとか間違いと言い切れる自信が全くありません。私たちが日々行うエビデンスに基づいた医療は、数多くの医療情報から、目の前の患者さんにとって、もっとも当てはまりそうなものを選択して、もっとも有効性と安全性のバランスが高いもの、確率が高そうなことを提供するのであって、それすら正しいかどうかは、極論を言えばやってみないとわからないという部分もあります。

    いま「正しい」とされる医療行為も、いわゆる民間療法も、10年後、20年後には常識は変わり、「正しい」と「間違い」の扱いがまったく逆になることもあります。ここで言われる「ニセ医学」も未来には「正しい医学」になる可能性だってあります。そんな中でも、最大限の努力でいまある情報から丁寧に取捨選択して、なるべく公正に切り取って提供している。それがEvidence Based Medicineです。

    「間違って」いるのは、恣意的に情報操作をしてお金にしている一部の医療者や製薬企業、メディアであって、それを信じた患者さんでは絶対にありません。

    また一方で、正論をただかざしているように見える医療者がいたとしたら、その根底には、目の前の患者さんを助けたい、よくなってもらいたいという強い願い、熱い想いがあるということもまた、忘れてはならないだろう、とも思います。


  • 医師・医療経済ジャーナリスト 南日本ヘルスリサーチラボ 代表

    我が意を得たり!の素晴らしい記事でした。

    「正論を振りかざしてニセ医学を切る。その切った刀の先には、ニセ医学を信じて苦しんでいる患者さんがいます。もしかしたら、ニセ医学を選んだ理由は、僕ら医者の態度にあったのかもしれない。

     私は、今まさにニセ医学に苦しんでいる患者さんには「とりあえず話を聞きましょう」と伝えたいと思っています。」


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    Interstellar Technologies K.K. Founder

    その解決が我々予防医療普及協会にとっても大事なテーマになってます。あの手この手を考えます。


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