週間 寒さ緩んだ後、東京都心で雪となるか
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低気圧が本州の南を通過すると、特に関東地方では冷たい空気が地表付近に溜まるような格好となりやすく、雪が降る場合があります。昨年の1月にも関東地方では大雪となりましたが、このときも南岸の低気圧によるものでした。
このパターンの雪の特徴は、
・低気圧がほどよく発達していること（発達していないとそもそも降水がなく、また発達しすぎると暖気の巻き上げが強く冷たい空気が地表に滞留しません）
・低気圧のコースが伊豆諸島近海を通過するものであること（関東に上陸するほど近いと暖気が巻き上げられ、また陸地から遠すぎると雨や雪がそもそも降りません）
・東北地方あたりを中心とする高気圧があり、しっかりと寒気が北から入り込むこと
というようないくつかの条件を満たす必要があり、条件を満たしているほど大雪の可能性が高いとみなされます。
今回は南を進む低気圧はほとんど発達しない見込みですが、12日に関東の南の海上に別の低気圧ができる見込みで、これによる雨雲や雪雲がどれだけ大きくかかるかがポイントになっています。
寒気は十分に入り込んでいますので、関東近くに発生する低気圧の動向によっては、関東地方南部を中心に12日の夜から13日の朝にかけて雪が降る可能性があります。
ただし現段階では雨雲や雪雲はほぼ海上が中心で、陸上にはほとんどかからないとみています。一時的に雪が舞うといった可能性はありますが、積雪する可能性は低いと考えるのが合理的だと思われる状況です。
明日夕刻になれば、より精密な数値予報での分析ができるようになるので、予報もよりはっきりしてくると思われます。昨年の雪は正に大雪でした。
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流石に関東南部であの降雪は毎年あるものではないと思いますが。。そういえばエルニーニョが発生しているそうで。
