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すでに何度もコメントしましたが、コンピュータビジョンの最高峰と呼ばれるCVPRという国際会議では2018年はsensetime祭りでした。採択された論文の約5%にsensetimeの関係者が著者として含まれていました。

CVPR 2018に44本の論文が採択
https://www.sensetime.jp/single-post/2018/05/15/CVPR-2018%E3%81%AB44%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%AB%96%E6%96%87%E3%81%8C%E6%8E%A1%E6%8A%9E

ソフトバンクのファンド、中国センスタイムに出資目指す-関係者
https://newspicks.com/news/3186641

【国家戦略】中国がAIでアメリカを抜き去る理由
https://newspicks.com/news/3239906

企業価値5000億円超 ホンダが頼る「顔認証AIベンチャー」香港トップを直撃
https://newspicks.com/news/3409408
中国は監視社会にならざるを得ない背景があって、人口が多く警察が足りないのです。なので記事にもあるセンスタイムが警察の代わりを一部担う必要がある。
これをやらないとどうなるかというと殺人が増えるので中国人はトレードオフとして受け入れられるわけです。

というのがあるので日本は同じようになりにくい構造があります。

あとスタートアップ観点でいうとこの手のビジネスはネットワークエフェクトがとても重要で、例えばアマゾンと同じサイトを作り同じ商品を仕入れてもアマゾンには勝てないのです。
なぜかというとレビューデータとクレジットカードデータがないから。そして資金力の差がR&Dの差になるからです。

センスタイムも同様に、同じようなベンチャーが出てもデータの差と資金の差で勝てないでしょう。こうなるとセンスタイムが需要を丸呑み出来るのでこれだけ大きく成長が出来るわけです。
これはQuartzによる、非常に貴重なインタビューですね。ここで登場する顔認識テクノロジーの企業は、2016年に初めてプロダクトを出したばかりのベンチャーにも関わらず、すでに時価総額は3000億円以上になっており、AI分野のトップランナーになっています。そして日本のホンダもこの会社と手を組んでいおり、今後、まちがいなく日本でも有名になるはずです。

あのアメリカですら、人工知能分野で「中国が先行している/先行する可能性うが高い」と認めているのは、おもに顔認識、医療、自動運転の領域です。なぜならこの分野の進歩は、どれくらいその社会がリスクを許容するのか、プライバシーの問題を許容するのかによって、大きくスピードが異なるからです。

すでにiPhoneにも顔認識機能が入っていますが、これからあらゆる認証機能が広がってゆく時に、この13億人のデータで訓練されたアルゴリズムというのは、どれくらい有効にワークして、どれくらい巨大な経済圏をつくることができるのか。そのメルクマールになる企業の、CEOのストーリーをぜひご一読ください。

Sense Time、Megvii(face++)、iFlyTecあたりが中国の認識技術AI有力プレイヤー。(他にも今出てきているところがいたら教えてほしい)ざっと以下のような感じですかね。

Sence Time...自動運転含めた画像認識
Megvii…顔認証をはじめとする表情、挙動を含めた人の画像認識
iFlyTec…音声認識

基本は、国とつながればデータが増えるので、なかなか参入障壁は高い。

個人的にこの記事の一番本質的なところは、「P2Pレンディングが認識技術の普及を加速させた」という話。成熟し、与信管理が十分に行われている国ではそこまで必要とされない(利用側のインセンティブが低い)技術であるということを示している点だと思います。

と、いうなかで、朝にこんなニュース。

https://newspicks.com/news/3593678

なので、商用と行政・軍事用を分けて考えるべきということを示していて、軍事国防、治安維持のためには普通に全ての国で根付いていく可能性があるのでしょうね。その意味で、管理的になるのは中国だけではなく、一般人の見えないところで日本でも既に行われていると。

「いやだ」と言っても裏で広まるのですが、どの時代にも「いやな制度」はあるわけで、前提として行動する意識を持ちたいです。もちろん、本当に嫌な状態に対しては屈さず抗うべき、とも思ってますが、なんとなくいや、なんとなく気持ち悪いはもはや通用しなくなるなと。
顔認識という、技術進歩と倫理問題をめぐる攻防。
Googleは顔認識APIの提供を止め、Microsoftは顔認識APIを提供するが乱用を規制するよう訴え、NECやPanasonicは日本政府と慎重に導入を進める中、SenseTimeは中国政府と協調して突き進む。

AI開発では、倫理的な視点で開発を止めても、他の誰かが開発してしまうジレンマがあるが、その一例。
技術の「開発」を進めつつ、「利用」の社会的な議論と受容/拒絶が、今後も各国で続きそう。

=参考=
Google 顔認識APIの提供を当面控えると言明
https://newspicks.com/news/3532168/

Microsoft 顔認識テクノロジに関する当社の見解について
https://news.microsoft.com/ja-jp/2018/12/13/blog-facial-recognition-its-time-for-action/

パナとNECが激突、空港「顔認証」ゲートの戦い
https://toyokeizai.net/articles/amp/233194?display=b&amp_event=read-body
今日の朝日新聞も顔認識を学校で使われている事例を紹介した。
どんどん使われていく。
ある程度の制限、法体系の整備が必要と感じる。
顔認識は、中国が圧倒的に進んでいますね。NECもPanasonicも開発を開始した時期では圧倒的に早かったと思いますが、中国に追い抜かされているという認識です。規制やプライバシーに対する抵抗感が弱いことに加えて、圧倒的な人口を管理するために、顔認証が必要だったという側面も語られています。まあ、これって、ほとんどの新しい産業で成り立つんだと思います。失敗を許容する国民性と圧倒的な人口。なかなか対抗するのは、難しいと思っています。顔認識の話ばかりでしたので、ホンダとの共同開発について、日本人としては興味あるところ。なんで、ホンダなのって?自動運転で利用する「移動体認識技術」を使うようです。詳細は下記。
https://www.honda.co.jp/news/2017/c171207c.html
https://japan.zdnet.com/article/35128281/
https://forbesjapan.com/articles/detail/20225
この辺りのテクノロジー結構調べましたが、USの会社と比べてもSenseTimeは相当いけてました。これからが楽しみな会社なことは間違いないです。膨大なデータ量のおかげで他社が追いつけなくなるんだろうな。
中国で顔認識ソフトが広がった要因は、P2Pレンディングの勃興と、多数の不正申し込みがあったこと。本人確認のため、高い画像認識能力が必要とされていた。

「センスタイムによれば、20億枚以上の画像を格納した訓練用データベースを所有しており、その一部は政府によるものだという。」訓練用だけで20億枚以上というのだからすごい。学習能力はデータ量に比例する。

中国ファストフードでは顔認識決済が進んでいます。そこではスマートフォンは不要。生体認証と紐づいた決済手段に連携され、自動的に決済される。

中国14億人すべての顔データベースがあれば、中国は世界で最も生体認証決済が進んだ国になるでしょうね。

しかし、常に行動を監視されることになる。1億を超える監視カメラが中国には張り巡らされているのですから。迂闊なことはできませんね。
画像認識の分野で中国を代表するスタートアップが、センスタイムとメグビー(Face++)で、どちらもすでにユニコーン企業。

センスタイムについては、1年くらい前ですけどこの記事も参考になります。

https://newspicks.com/news/2897793/
この連載について
世界中のビジネスやテクノロジーの最前線を、Quartzによる深掘りレポートを通してまるごと紹介する特別企画。未来を見通すための多くのヒントに加えて、特集とリンクした原文(英語)を読むことで、英語も学べる新デザインで掲載。