エネ消費7割削減、大成建設が開発した研究開発棟のスゴイ省・創エネ性能
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ZEBは各国で基準が異なるんでNearly ZEBとかZEB readyとか日本ではZEBを加えた3種類ありますよね。
そして先ずは建築工法のパッシブか空調機器等によるアクティブで省エネをしてから、エネルギーの再エネ化を進めるように促してます。つまりエネルギー消費量を減らした上での再エネ電源化。
三菱電機もZEBに力入れてますが、彼らはアクティブ機器に直流配電機器があるので既設ビルのコンバージョンも、スペースさえあれば可能なのが特徴でしょうか。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/me/synergy/02-zeb/
特にデータセンター向けの直流配電を実証棟を建てて取り組んでおり、交直変換回数を2回減らしています。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2015/0914-b.html
一括受電からZEBやローカルVPPへの流れは技術的には整いつつある中、送配電網レベルでのZEBの役割を位置付けられるようになれば、RE100の動きと合わせて一気に導入が進みそうな気もします。
躯体工事を極力無くしたZEB化で工期短縮が可能な体制になれば、高圧需要家の一部から、直流化やマイクログリッド化の動きを見えてくると思います。コスト度外視で省エネ機器導入
熱・空気・電気をインテリジェント管理
再エネ自家発電+再エネ由来の電気の購入
そもそも前のビルの効率が悪かった
以上が揃えば、90%以上の効率化は可能です。研究開発棟は、温湿度調整と同時に吸排気が必要な部屋が多い。つまりせっかく調整した空気をどんどん排気してしまうというとてもムダなことをしなければならない。しかも部屋ごとに必要な調整は異なる場合が多く、中央制御にしてコストを下げるか、各部屋制御にして利便性を上げるか、そのバランスが難しい。
なので例えば記事中にあるように、(排気部である)ドラフトチャンバーに生外気を給気して、部屋の温調された空気を排気されないようにするだけでも、省エネになるだろう。
ただし、ドラフトに給気機構をつけるのはイニシャルコストは上がると思うが…