【石角友愛】脱ビッグデータが中小企業にAIを広める
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あけましておめでとうございます。こちらシリコンバレーでも新年を迎えました。
2018年色々な方とAI開発の仕事をして、一般的に語られるAI導入や事例とその現実(どれくらい浸透しているか)の隔たりの
大きさを痛感した1年でした。高尚なイメージがあるのかもしれませんが、実際AI開発をしていて思うのは、
ものすごい泥臭い作業の繰り返しが大きな違いを生むということ。
とにかく大事なのはスモールスタートでやってみることだと思います。
知識を身につけるためには、実際にやるのが一番。
いきなりデータ基盤も何もない会社が大掛かりなものを導入するのは現実的ではありません。
段階的に導入していき、各フェーズごとにこんな成果がある、と気がつくことも多い。
新年なので、ぜひ今までやったことのないことをやってみて、何ができるか見てみよう、
くらいのポジティブな気持ちで、皆さんの会社のAI元年になればいいなと思っています。中小企業には「事前学習済みのAI」が合うと思う。
AIをざっくり分類すると
①ビッグデータ不要なAI(Excel等で分析可能)
②ビッグデータ必要な素のAI(豊富なITリソース・人材が必要)
③ビッグデータで事前学習済みのAI(プラットフォーマーによる事前学習したモデルを利用)
大企業は、②に取り組んではいるが、データの整備が不十分なケースが多く、実は成功例が少ない。
中小企業の選択肢は①or③。
①は、AIと呼ぶべきか悩ましいが、未着手なら事業上のROIが高い。
③は、API等で提供されているが、まだまだ敷居が高いと感じられてる。
LINEは、プラットフォーマーとしての資産を活かし、より利用ハードルの低い③を準備中で、「中小企業に優しいAI」の提供を目指します。
https://newspicks.com/news/3566016/「中小企業にこそ、AI導入で効率化や売上増加を実現することが必要不可欠です。」というコメントに大賛成。日本の経済成長を支えているのは中小企業なのですから。日本企業の99.7%を中小企業が占めている。
中小企業のAI活用にビッグデータは不要とのこと。少ないサンプルからでも有効なアウトプットを出せる年になる。これは期待できますね。