【竹内純子】2019年を日本の“社会インフラ再生元年”に
コメント
注目のコメント
今年も「大予測」書きました!
2019、2020年とエネルギー業界は激動の時代が続くでしょう。ただ、エネルギー事業、特に電力は事業体が大きいので、まだ対処に残されている時間は他と比べれば長い。すでに相当深刻になっているガソリンスタンド過疎地などエネルギー事業を総合的に考えることが必要ですし、もっといえば、水道、交通、行政サービスなど「地域」の視点が重要になってくると考えています。
日本の社会インフラをどうするかというビジョンが必要で、これは待ったなしの状況だと思っています。
例によって「この一年の予測」には拘らずに書いていますが、ご一読頂けたら幸いです!①デジタル化+シェリング
②再エネの価格破壊
が課題なのは激しく同意。
EVシェアリングについては、多くの方が解決策の最有力と考えてはいるかコストが課題。ただ、時間的に待ったなしだと思うので、タクシー、バスなど既にシェアリング前提のものは全て EVに積極的に変更して蓄電池需要を喚起して業界全体でコスト削減をするような手立ても必要かなあと。
深センに行きましたがBYDのタクシー、バスはコスト高ですがスペックは実用化に充分耐えうるものですし、ここ数年でBYDあたりが手頃な水準の EVタクシー、 EVバスを作ってくる気がします。
EVが増えて電力逼迫しないかとの意見もあるとは思いますが、充電デバイスレベルでは強化が必要なものの電力ネットワーク全体では微々たるものですし、 EVの充電時間を工夫できれば不等率を改善させるコンテンツになります!
まあテスラも徐々に手頃は普及モデルを出して来てますし、タクシー、バスなら規格をある程度統一して大量生産をさせるのは国、自治体が覚悟を持って方向づけするか、中国自動車メーカーの EVを積極的に入れて競争させるかなど、打ち手はあるような気がします。
②の再エネ価格ですが、パネルやパワコンはJET認証などハードルはあるものの商材は世界から調達可能なので、工事費や手続きに係る時間リスクの低減が大きな課題だと思います。
工事費関連こそ、トヨタのような改善のプロにアドバイスをもらい地道にコスト削減を出来ると面白いとは個人的に思いますし、手続きで運用開始まで時間がかかるほど、資金繰りが大変になるので、このあたりが改善するだけで大きな変化が起こるかもしれないですね。再エネ投資に携わってるいるのでとても勉強になりました。
日本はFITの高買取単価により、業界のコスト構造が歪められて、これだけ太陽光発電が普及したにも関わらず低コスト化のノウハウがほとんど蓄積されていないと感じています。
米国の発電所も見ていますが、規制や自然環境の違いがあるとはいえ、建設コストは半分以下です。
海外の事例も学び、再エネの主力電源化に少しでも貢献できたらと思っています。