2018年の一皿は「サバ・サバ缶」! カン動の成功はなぜ起きた?
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サバの水煮缶を味噌汁に入れるとあら汁風になってけっこう美味しい。オススメ
サバ缶を食べた事なかったうちの嫁、「サバ缶なんて・・・」と言ってたが今やハマってしまったようで、サラダ、味噌汁、色んな料理に使ってます
注目のコメント
サバ愛を語るチャンスを再び発見してしまったので、ここはしつこく語ります!サザエさんでも置き去りにされてしまった鯖ですが、2018年やっと日の目を見ることができたようで、鯖の気持ちになると私は胸がいっぱいです。
脂が乗った鯖の「脂」に多く含まれるDHA、EPAには様々なポテンシャルが示唆されています。一般の方を対象とした研究では、心血管疾患や心臓突然死を減らす可能性が示唆されています。また妊婦さんを対象にした研究では、未熟児や生まれてくる児のアトピーを減らす可能性も示唆されています。
こういった研究を下に、厚生労働省や米国FDAは、平均250mg/日程度のEPA+DHAを摂取することを推奨しています。これを鯖で達成するにはだいたい週に2切れとればよいということになります。記事によれば、サバ缶だともっと簡単、そんなに難しくはなさそうですね。
つい先日、fish oilサプリの研究が報告され、EPA+DHAサプリ単独では心血管疾患の発症に差がでなかったとのことでした。しかし、魚自体は、その他の成分の効果も期待されて、相変わらず摂取が推奨されています。
それでは逆に危険性は、というと、EPAの出血リスクが長らく懸念されていましたが、これは近年では否定されています。また、魚の過量摂取による水銀の毒性も懸念されていますが、マグロなどの大型の魚に比較して鯖は水銀の含有量が少ないことが知られており、推奨量では問題にならないと考えられています。妊婦さんでも安心して摂取いただけると厚生労働省からも指針が出ています。
さばはヒスチジンというアミノ酸が比較的豊富なため、古くなるとそれがまわりの細菌に分解されてヒスタミンが多量に産生されます。このため、古くなったさばを食べるとヒスタミン中毒といって急性のアレルギー症状を起こすことがあり、注意が必要です。食べるなら、新鮮なうちに。
〇〇を食べよ、〇〇は食べるな、といった類の記事は大概嘘が混じっているので気をつけましょうと常日頃からコメントしている私ですが、今年頑張ってきた鯖のために特別に「1週間に2切れの鯖を食べるといいことがあるかも」とコメントを締めくくらせていただきます。外食店ではSABARが人気、店頭ではサバ缶が大人気過ぎて常に品薄状態でした。
「サバ水煮缶を食べたときのカルシウム摂取量は、家で煮て食べたときの37倍だ。サバだけに38倍だったら憶えやすいのだけど、データでサバを読んではいけません。」というノリの記事で、科学的分析ではないですが、もともと品質がよく鯖自体に加えて缶詰という形態が栄養価が高いものが、6年前からテレビで露出されるようになった、ということのようです。
これを狙ってメディアに働きかけていた人がいたのならすごいことですが、どうなんでしょう「サバ水煮缶を食べたときのカルシウム摂取量は、家で煮て食べたときの37倍だ。サバだけに38倍だったら憶えやすいのだけど、データでサバを読んではいけません。」
缶詰について、サバ缶について、ここまで熱く語れるとは。
缶動的。