訂正:完全失業率、11月は2.5% 2カ月連続で上昇
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注目のコメント
日本の雇用統計もヘッドラインに失業率とか有効求人倍率を出すのはもうやめたほうが良いですね。
なぜなら、より重要な就業者数は前月から+25万人となっており、失業率の上昇は労働参加率の上昇が背景にあるからです。
なお、細かい部分を見ると、自己都合の離職者が3ヶ月連続で増えていることが興味深いです。転職が活発になっている可能性があります。
ただ、特に日本の雇用のデータは景気に対して遅効性がありますので、雇用統計を見ていても景気の先行きを読めるわけではないことには注意が必要でしょう。雇用環境は良好です。失業率は上がりましたが、労働参加率が上昇したことが原因なので、心配ありません。むしろ、夏場に弱含んでいた就業者数が、再び増加トレンドに戻ってきたことが明るい動きです。
常用雇用指数の伸びを種類別に見ると、パートの伸びを一般労働者の伸びが上回る現象(雇用情勢、絶好調のシグナル)はごく短期間で終了した。10月のパートの伸びは2.2%、一般労働者は0.7パーセントであり、水面下で雇用情勢は悪化する兆しがみられる。