「おカネがなくても現代の若者は幸福だ」論は、本当に正しいのか
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昨今ではTVでの発言の方が注目される古市さんですが、有名になったきっかけは「絶望の国の幸福の若者たち」たちがベストセラーになったからでした。
将来が良くなる希望が持てない時に、「今の方がマシ」という意味で、人は現在に幸福と感じることができる。服だってユニクロで十分だしコンビニ弁当もそこそこおいしい。そんな意味での「若者の幸福」は肌感覚としては分かるのですが、ここではこの統計に階級差がないことを指摘しています。
総論としては(後ろ向きな意味で)若者は「幸福」だが階級別に見てみるとアンダークラスは抑うつ傾向が強い。ここではこんな部分的な反証をしています。K6を用いたこの反証には一定の説得力がありますが、「うつ」の難しい所は、環境要因と遺伝的な要因が両方あることです。
つまりアンダークラスに置かれると人は抑うつ傾向になりやすいとも言えますが、その一方で元々抑うつ傾向がある人がアンダークラスになりやすいとも言えてしまうのです。ただここを割り引いて考えても、この指摘は概ね賛成です。足るを知る現代の若者は幸福とのんびり構えていて良い問題ではないと思います。幸福な人は「幸福だ」と強調しない。
希望がない「不満」や「不幸」は、それを認めてしまうと、本当に辛くなる。だから「幸福だ」と言い聞かせる。
20代で自分はこんなもんなんだと思ってしまったら、そこから何十年もの間つまらなくなっちゃいますよ。
「不満」というより、前向きな「不満足」がいい。それをエネルギーにして頑張れる。
もちろん、不自然にポジティブである必要はない。人と比較する必要もない。
ただ、少しでも自分の成長が確認できれば、見せかけではない本当の幸せに、確実に向かいますよ。>若者たちは生活に満足し、幸福感を抱いている。しかし社会への満足度は低く、将来に不安を抱いている。
→まさに自分はこの通りですね。
高卒で24歳大手化粧品メーカーの工場勤務で年収470万で残業は月に30hくらいの程よい感じの自分です。
休みも年間130日+有給20日で自分の好きなことできる生活に満足している。
平日は20時前には帰宅してビール片手にユーチューブだ。
土日は適当に映画や音楽ライブ、飲みに行くくらいの体験価値にお金を使う。
車や家などの大きな買い物には一切興味ない。
そんでもって、何故だか将来めっちゃ不安です。
老後までにお金が貯められるのか、少子高齢化社会を生き抜けるのか、消費税いきなり10%にあげられてみんな大丈夫なのか。
そう、漠然とした不安が募るのだ。
スマホ一つでどうとでもなる時代に生きてきたボクらだ。
簡単な悩みならググれば解決できるのに、将来の不安ばかりは消えないのだ。
スマホを覗くと不安を煽るようなネット記事でハレーションを起こされ、やれ投資だとかやれ起業と発破をかけられてもこの不安は消えないと思う。
勘違いして欲しくないのは、不安だからといって毎日を諦めてる訳ではなく、不安を抱えながらも今日の自分より明日の自分にちょっとの期待と憂鬱を抱えながら息をして生きているんだと思う。