サブスクリプションの「本当の意味」
コメント
注目のコメント
サブスクリプションが顧客から見た定額×放題サービスだったり、提供企業のRecurring Revenueだったりすることは今や巷間に流布されています。
課金や収益モデルのような手法もさることながら、サブスクリプションが本来的に目指しているのは、「ネット常連」顧客との長期的な関係構築であると。著者はAmazon Primeやネットスーパーを例に挙げて、利便性に留まると指摘する根拠として、店舗での買い物で体験出来る快楽性や満足感と提供者の信頼性に比べると、これらのサブスクリプションでは不足していると指摘。
この辺りは岩井克人の”法人”論とも繋がって来そうだが、それは置いておいて、サブスクリプション現象が購入から使用に価値が移った証左であるとするならば、「何を買うか」から「どうやって快楽性や満足感の高い使い方が出来るか」といった話になるだろう。その際に「使い方」に熟知している提供者からサービスを受けられれば、長期的な関係が醸成されるだろう。
つまり「何を買うか」から「誰から買うか」がサブスクリプション現象の根幹であり、「誰」の信頼性が関わってくるのだと思う。
そしてAmazonやネットスーパーに欠けているものは顔の見える提供者で、一時期Amazonもキュレーターが厳選するサービスも有りましたが上手く行かなかったようです。
ということは、個人に帰される信頼性や満足感を如何にしてネットを介したサービスに出来るか?ということが、ポイントになるのでは。
例えばairClosetのAIとスタイリストの併用による好みを”ズラした”おススメといった例も有り、デモグラフィックス情報以外のデータを蓄積してきたサブスクリプション企業から、今後新しいサービスが提供されてくると思います。