【清田陽司】不動産業界のUXはテクノロジーで変わるか
コメント
注目のコメント
「2019大予測」に、不動産テックに関して寄稿させていただきました。
不動産業界は、テクノロジーによるUX向上、生産性向上の余地がきわめて大きな業界の一つであり、盛んな投資は期待の大きさの現れであると思います。
一方で、業界全体の信頼性・専門性にも大きな課題を抱えていることも事実です。
信頼性と専門性は、一朝一夕に改善できるものではなく、業界のすべてのステークホルダーによる積み上げが必要です。
あらゆる手段で連携を深めていくしかなく、そのために尽力してまいりたいと思います。言及されている通り、やはりソフトバンクのビジョンファンドがOpendoorとCompassに4億ドルずつ出資したことが、グローバルでも大きなニュースとなった年でしたね。この2サービスは「無駄を排除して不動産取引を短縮する」という共通点があります。
Opendoorは独自のアルゴリズムで物件を即時買取してしまい、その物件をスマートロックやセキュリティカメラを駆使することで、別の顧客にセルフサービスで内見してもらい売却する。Compassは仲介会社の紙・FAX・電話・対面といった非効率な部分をテクノロジーで解消していっている。
2019年はこの2社が実施するモデルを実施するプレイヤーが日本でも増え、徐々に浸透していくかもしれませんね。「不動産テックが社会的に広く受け入れられるようになるには、地道なデータベース整備の取り組みとともに、適切な対価が還元される仕組みの構築」が大切とのこと。
これには大変な労力を必要とします。しかもリアルタイム性が求められるとなると、さらに大変です。だから「業界全体をあげて網羅性の高い不動産物件データベースを整備していく」という意識を広く共有することが大切になるでしょう。」というコメントには拍手!
不動産データベースは家財保険などのインシュアテックにもつながります。