長期金利がゼロ%に低下、昨年9月以来-株急落や需給逼迫観測で
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注目のコメント
長期金利がどう決まるかを説明する理論のうち、標準的なものは「今後10年間の短期金利の推移についての予想を反映して決まる」というもので、これに従って解釈すれば、今後10年間、短期金利はほぼゼロにとどまり、上がらないとの予想が、今の日本では当然になっているという状況が、この現象の原因だと思われます。まぁ、日銀が上がらない株価を気にして、この後10年間は政策金利をほぼゼロのまま据え置くと、みんなが予想するのは仕方ないので、株価が回復しない限り、長期金利も上がらないでしょうね。
住宅ローンを借りようという人にとっては、消費税アップ対策の住宅ローン減税もあるでしょうから、今が住宅の買い時かもしれませんけど、超低金利をいいことに借金を全く返す気がない日本政府の将来について心配すべき新年を迎えそうで、憂鬱です。マイナス金利深掘りは可能か?というコメントに対して。
可能です。
https://www.huffingtonpost.jp/makoto-shimizu/negative-interest-rate-policy_a_23232091/
他に策はあるか?というコメントに対して。
有効そうなものに限定すれば、他には見当たりません。
財政支出増は短期的には景気を支えますが、持続的効果はなく予算が終われば効果は直ぐに消えます。嘘だと思うなら補正予算などで過去実施された景気対策とその効果を調べて見ると良いでしょう。それは長期金利の変動幅を▲0.2~+0.2%に拡大したわけですから、マイナスも十分にありうるでしょう。
ただ、日銀が国債買わなくても金利が下がる局面で日銀はオペの金額を減らして、次の金利上昇局面で早めに出口に向かいたいと考えてるかもしれませんね。
通常であれば、もっと緩和を強化せざるを得ない局面なのでしょうが。