鴻海・シャープ、中国政府と半導体工場 総額1兆円規模
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風呂敷は大きい方がいい、というものなので現段階では金額を脇において、「シャープはSiファウンドリー事業で成功するか」を考えると、理解がはかどる。かなりきついとわかる。
一方、液晶なんて無理とされたのに、Foxconn系のInnoluxが大手の一角を占めている経緯が、ポジティブに見るときに役立つ。端的に言えば、合併や買収を機に辞めた(辞める)技術者や経営者を集めた。事業が立ち上がってからは買収でのし上がった。米中貿易摩擦の激化以来、中国では半導体の自力生産プランが次々と打ち上げられてきましたが、その中でも本命格の巨大案件ですね。
ただ、記事でも指摘されているとおり、装置が買えるかがカギでしょう。米国政府の圧力で福建省晋華集成電路への半導体製造設備販売が中止になったのはまだ記憶に新しいところですが……。
*60億ドルの半導体工場、立ち往生-中国の野心にトランプ政権が待った - Bloomberg https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-26/PIS30U6JIJUQ01これ、Hon Hai・テリーゴーとしては米国ではなく中国を取った、という風に解釈できるのではないか。
そもそもトランプ大統領の就任時にウィスコンシン州での工場立ち上げを発表している。ただその後の先行きは必ずしも良くない(下記など)。そして米中貿易摩擦が加速する中で、米国が加速しない中で摩擦の大きい論点である半導体工場を作るというのは、センシティブなところだと思う。
ただ、Hon Haiもシャープも、半導体の主要プレイヤーではない。回路設計もプロセス技術もどちらも求められる世界で、特に先端プロセスやパワー半導体は、装置だけを集めたら作れるなんていうものではない。
ぶち上げたとしても、実際に工場が作られるまでには時間がかかるし、工場が作られてもちゃんとモノがでるのはいつになるか…
https://newspicks.com/news/3179442