日経平均は大幅続落、2万円に接近 連日で年初来安値
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日経平均株価は226円安で4日続落となっています(4日で1340円安)。
米国株はNYダウが464ドル安と大幅続落、ドル円相場も111円前半に円高が進んだことを嫌気して、今朝の東京市場も売り先行で小安く始まりました。
3連休控えに加え、ゴーン前会長の再逮捕、米マティス国防長官2月退任、中国籍ハッカーの訴追の報道もあって、手仕舞い売りから軟化、一時2万円スレスレまで迫る385円安までありました。
後場は日銀のETF買い観測から若干下げ渋りましたが、戻りは鈍かった印象です。
米株安が止まらないとリスクは取れないムードでした。
週を通せば1208円安で3週続落、世界の景気減速懸念(米景気もピークアウト説)やFRBの利上げ、米の政府閉鎖リスクなどから米株安が止まらず、国内では大型上場の失望落胆もあって、年内手仕舞いの動きが加速、日米ともに年初来安値の年の瀬となりました。
来週はクリスマス週で市場参加者が減る中、アノマリー的には強含むことが多い訳ですが、2019年への不安(弱まる統計、ブレグジット、3.1デッドラインまでの米中協議)が高まる今、それへの期待も禁物そうです。
それでも(さすがに)少しは買い戻し入るものと見てます。僕の持ち株でも「年初来安値を更新」っていう銘柄が少なくない。年末ですからね・・。業績が伸びている企業で特に下方修正された訳でもないような会社でも低調です。
こういう時の立ち回りって投資家にとっては大事だと思います。あとから見れば「なんでこんな安値で放置されていたの??」ってことになると思う。
ただし悩ましいのは買いたくても持ち株が下がって身動きが取れないって部分。信用している人なら泣く泣く手放すってこともあるでしょう。予備のキャッシュとかを設けている人はこういう時に活きてきます。
投資で生きていく為には上昇でいかに儲けるかも大事かもしれませんが、下げ相場でいかに耐えるかがそれ以上に大事だと僕は思っています。日経平均-1.11%、TOPIX-1.91%、マザーズ-3.23%、REIT-1.12%。
米株の下げの割に寄り付きのマイナスは大きくなかったが10時過ぎから下落を強めた。年末に向けてもお金が抜けていっている印象。特に日経平均ではなくTOPIXがこれだけ下げていたり、新興市場の下げも大きいところからも感じる。
なお、ダウ先物は200ドルほど戻している。
業種別には全業種下落しており、大きいのはその他金融-3.69%、不動産-3.49%、海運-3.17%、損とあ製品-2.97%、電ガス-2.79%。相対優位が精密-0.33%、空運-0.45%、食料品-0.98%、電気機器-1.05%、サービス-1.06%。
個別ではTDK+4.12%、アドバン+1.94%、TEL+1.70%、太陽誘電+1.67%と昨日下げ過ぎの印象があった電子部品・半導体系が戻したものの、全体としては下落が大きい。ソフトバンクは今日は+1.54%の反発。
今週もお疲れさまでした。