ニチハ、超高耐候窯業系外装材に木目転写コンクリート調の新柄
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型枠はコンクリートが固まるまでの「支え」になるのと同時に、意匠・デザインを決定づけるもの。
型枠表面の模様はそのままコンクリートに転写されるので、武器にもなるし弱点にもなる。
現在、コンクリートの型枠に使われるものの多くは「コンパネ」というツルツルの木製合板だけど、その昔は普通の木材で作っていた時期ももちろんある。
杉などの木目がコンクリート表面に残り、かえってあたたかみのあるテクスチャに感じる人もいる。
時間が経って風合いが変わっていくと、特に。
コンクリートや金属いう材料には、石や木材に感じられる「老いの美学」は無いように捉えられているが、これは、これらの材料が近代的人工物であることと耐久性に優れないことが原因と考えられる。
そういった現状を考えると、コンクリートのような新しい材料が石や木材といった古い材料を真似るという試みは、文化的には案外マトモなのだ。