【秘話】なぜ今、タピオカは再び行列を生んでいるのか?
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昨夜、新宿西口にあるゴンチャの前を通りましたが凄い列。新宿ルミネにある「鹿角巷(THE ALLEY LUJIAOXIANG)」には何度か行きましたが、そちらも毎度長蛇の列。この店には椅子もテーブルもなく。一杯500円以上するものが飛ぶように売れ、店内で長時間滞在するお客もいない。
米国、特に西海岸でもタピオカティは人気。”Boba Guys”というサンフランシスコのユニオンスクエア近くにある店も、いつも混んでいます。メニューには、三色の層になって提供されるものもあり、インスタ映えするという理由で買ってる人も。最近、街中でタピオカミルクティーのお店にたくさんの女性が並んでいるのをよくみかけます。今年の女子中高生流行語大賞は「タピる」だとか。
人気店のひとつ「ゴンチャ」の葛目社長は、蔦屋book&cafeの立ち上げも手がけていたそう。戦略ひとつひとつが具体的で、興味深かったです。今年五月にcomma teaというブランドを始めました。ちょうど今週金曜に池袋パルコに三号店をオープンし、この2日は連日100人以上の行列ができました。
来年3月には表参道と吉祥寺にも出します。
先週、香港でchatimeの本部の人と話をして来ましたが、共通見解として、日本のティースタンドは諸外国と比べても圧倒的に少なく、大手チェーン合わせても100店舗もないですが、各企業のヒトカネ物件が追いつけば五年後には1000店舗以上になる市場規模があります。
ゴンチャは台湾発祥で最も早く海外展開を成功させたブランドの一つですが、その後海外でのFC展開を誤り、FC間のイメージ、品質の統一が出来ず、偽ブランドも横行し、衰退しました。韓国のFCとして始められた、オーストラリア人の方がその後ゴンチャの本社を買収し、今はゴンチャコリアが本社です。そのゴンチャコリアにリヴァンプが出資して日本法人を設立したのがゴンチャジャパンです。
葛目さんや部下の方でスタバ出身が何名もいて、スタバ流の教育、人事制度を多く採用しています。ゴンチャが凄いのは提供速度の速さと今のところ接客、品質面で大きなブレがないことです。ほかの台湾系ブランドのFCは店舗拡大をするにつれ、品質のブレや接客レベルの低下が著しいところが多いのが実態です。