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【貨幣の新歴史】第3回:ソフトマネーはなぜ創造されたのか

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  • 暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

    貨幣の歴史はついにソフトマネーのお話ですね。

    > 18世紀のフランスでは病める経済を救済するためにソフトマネーが導入されたが、この間の事情にゲーテは精通していた。ソフトマネーは一時的に効果を発揮したものの、結局は金融を壊滅状態に追い込んでしまう

    なんて、サラッと書いてありますが、これこそが財政破綻の危機に瀕していたフランスが行なった世界史上初の、金属通貨から紙幣、つまりソフトマネーへの転換のことを指しています。(中国の飛銭とかはどちらかというと手形に近いのでここでは置いておきます)
    つまり初の中央銀行ローアンドカンパニーの設立と、王立銀行券の発行のことです。

    これによりフランスの財政はたしかに一時的に立ち直ったのですが、結局は手持ちの担保資産を大きく上回る紙幣を発行するという欲求には勝てませんでした。

    遂には発行しすぎた紙幣の実態を隠し、その収拾の為、詐欺まがいの計画が立案されるのです。
    これが、名高いミシシッピー計画事件(ミシシッピーバブル)です。

    ミシシッピー会社という官営スタートアップの株を釣り上げて、フランスの国債と値上がり確実なミシシッピー会社の株を交換させることで、国債の回収と銀行券の価値の維持を計ろうとした事件です。

    ミシシッピー会社の株価は1年で20倍になり、目論見は成功したように見えましたが、間も無く会社に実体がないことがわかり株価は暴落。
    ローアンドカンパニーは破綻し、王立銀行券の価値は一気に半分以下になりました。

    つまりソフトマネーというのは、その誕生の時から発行のしすぎによる価値の暴落という宿痾を抱えていたということですね。


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    NCB Lab. 代表

    ドルが通貨として信用されるのは、「緑色の紙切れに価値があるのは、価値があると誰もが信じるからだ」という経済学者ミルトン・フリードマン。

    これにならえば、キャッシュレス決済手段(カードやモバイル決済)が信用される決済手段になるには、デジタルマネーが現金より価値があると信じさせること、ということになる。

    利便性はつり銭のやりとりがない分、現金より扱いやすい。日本人の脳がキャッシュレス決済手段を支配的通貨として受け入れるようにすることが大切。

    しかし、ソフトマネーを許容するようになるまで、1000年以上かかっている。ここ2-3年で、日本人の抽象脳を刺激して、価値観を変えることができるのだろうか。と思いながら読みました。


  • 上海駐在 中国事業

    リーマンショック以降、世界は大きな実験途上にあると言えます。黒田総裁率いる日銀は、その実験の先頭に立ち、貨幣供給量を「際限なく」増やし続けてきました。担保になるものは唯一、(国債の買い手がほぼ日本人なので)日本人が未来に負担するものです。マネーの歴史は、貴金属の量から、国家の信用になり、そして国民の未来の負担へと変遷してきました。本当に、マジックですね。

    そもそもなぜ貨幣が必要になったのか。それは、世界中(広範な地域)の人々が分業という輪の中でつながり、相互に助け合って生きるためです。分業が活発になることは、効率や生産性を引き上げることになります。その過程でインフレやデフレになってしまうというのは、貨幣の供給量が制約となって、均衡が崩れてしまっていることを示しています。だからこそ、私たちはそれを迅速に修正する術をもたなければなりません。日銀の大実験は、それに挑む一つの手法を試しているのだと理解しています。


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