世界の防衛産業やインフラを狙う新手の攻撃、日本を含む87組織が標的に
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「攻撃」のあり方が変わりつつある。
かつては物理的な武装部隊を相手国に向けるしか方法がなかったが、いつしか核兵器含む「物理距離を越えた攻撃」が可能となり、相互牽制する時代に入った。
ところが現在は、世界中に張り巡らされたネットワークを通じ、静かに攻撃が行われつつある。ネットワークを介した情報/世論操作も広がっている。
ただし最も大きな変化は、対立の構図がかつての「国家 vs 国家」という対称的関係から、「国家 vs 非国家(テロ組織等)」という非対称的関係になったことのように思う。特定社会に対して壊滅的な被害を与える力が、時として小規模組織や個人でも行使できるようになってしまった。
そうした世界において、国家の防衛力とは何か、そもそも国家とは何かという、社会的・文明的な問いが発せられているように感じる。