勤務医、残業上限を年960時間 働き方改革、厚労省調整

コメント

注目のコメント

• 山田 悠史

  マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

  ・2018年12月13日

  そもそもなぜこんなにも勤務時間が長くなるのでしょうか？その理由を大規模に各病院単位で調査、分析した上で、どのようにその理由を解決するかという議論や政策を先行すべきだと思います。
  
  理由の分析なく勤務時間の上限だけを定めるのは、発熱の原因となっている病気を突き止めようとせず、解熱剤を処方し、とりあえず目に見えている症状だけを解決して自分の不安を取る藪医者のようなものです。
  
  私がこれまで働いてきた施設の中には、タイムカードを事務で押しているところもありました。私は自分が何時から何時まで働いていることになっているかも知りませんでした。おそらく上限は「守られていた」のではないかと思います。
  
  この手法が総和としてどのような結果をもたらすかは、結局のところ誰にも分からないとも思います。そうであれば、本格的な施行の前にcluster randomizationといって、病院ごとにランダム化し、一部の病院にだけ導入して違いを評価する政策決定臨床試験を行うことも可能です。
  
  単なる数字合わせや付け焼き刃な政策なら勘弁だと、現場で働く医師からの一意見としてコメントしたいと思います。
• 守本 陽一

  医師

  ・2018年12月13日

  地方の医師として。医師の働き方改革は、今の状態で地域医療を維持できる残業時間を決めるんじゃだめ。先進国一多い病床数、外来受診回数を減らすこと、世界標準で少ないメディカルスタッフを増やすこと、そして風土を整えること。このあたりを一緒にやらないと、地域で働いている医師は死にます。
• yoshida m

  医師・医学博士

  ・2018年12月13日

  タイムカードで時間外が月１００時間を超えると呼び出しされてました。
  もちろん、タイムカードを押した後に残業するようになります。
  
  尚、残業代はタイムカードでは計算されずに、別途申請で、カンファレンスなどは申請駄目で時間外の呼び出しの時などだけでした。