インタビュー:FRB、来週利上げするならばかげている=トランプ米大統領
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注目のコメント
「ばかげていると思うが、私に何が言えるだろう」名言ですね。
12月の利上げ自体は市場が完全に織り込んでいますので、利上げを実施してもそれ自体はとく影響はないでしょう(利上げしなければサプライズですが、景気悪化に備えて、金利を少しでもあげておきたいというFRBの気持ちは理解できます)。
むしろ、来年の利上げの道筋について現時点でタカ派的なのか、あるいはタカ派でもハト派でもなく「柔軟」に考えるというスタンスを強く打ち出すのか、こちらの方が大事になっていると思います。日本でいうところの「任命責任」が大統領にはありますので、安易に批判しすぎると自分に跳ね返ってきてしまいます。これまでのケースでは、その相手が自ら辞職するパターンが多いのですが、FRB議長としてはそうそう簡単には辞任はできません。
一段と利上げの判断が難しくなる中で、政治との距離感という別の課題もあり、来年は本当に難しい1年になりそうです。