【石川善樹】僕が「Well-Being」の研究に人生をかける理由
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NewsPicksではすでに語られすぎているほど語られている、石川善樹さんの「Well-Being」論。
一方で、「そもそも石川さんがなぜWell-Beingを研究しているのか?」「研究によって石川さんは何を目指しているのか?」といった総論は、これまで意外と語られてこなかったように思います。
今回、石川さんが「長年の夢だった」と語るWell-Being研究を促進するための財団・「LIFULL財団」の設立と代表理事の就任にあたり、Well-Being研究の現在地と未来について語っていただきました。
普段はちょっとおふざけが入ったテイストが好きな石川さんが、珍しく(?)まじめなトーンで語ってくださった点にもぜひ注目してお読みください。笑
ちなみに今回の記事を皮切りに、「脱・成長時代の幸福学」という不定期連載もはじまりました。石川さんのWell-Being論を中心に、これまでの「梯子を上る」という価値観とは異なる、新しい幸福の価値観を提案していきたいと思っていますので、ぜひお楽しみに。
早速明日は石川さんの「Well-Beingを考えるためのキーワード」についてのインタビュー記事を公開します〜!「日本的Well-Being」考える価値ありますね。
一直線に登っていく「梯子型」ではなく、「振り子型」が向いているかもしれない。
欧米コンプレックスが強すぎて、海外から入ってきたものを真に受けて、画一的になってしまう日本人。
しかし、本来は繊細な感性を持ち、変化を楽しめるのが日本人。たとえば四季もそう。毎年新しい季節がくると、五感で新鮮に感じられる。
季節ごとの自然の変化は、多彩な色合い、日本の伝統色も生んだ。
変化を楽しみながら、自分色の人生を生きていく。それが、自分だけの「Well-Being」だと思います。「働き方改革」よりも先に、向き合うべき現実がここにある。GDPとWell-Beingの関連性を示したグラフは驚愕的であり、一目に値する。
この現状をかねてより計測しておきながら重要視も改善もできていなかった、その事実による影響が、今あらゆるところでポジティブにもネガティブにも働いていると思える。
引き合いにも出している亀山社中のように、国や大学ではない第三者の財団による支援を表明するのは、その暗闇の日本を「維新」する、平成最後の狼煙なのではないかと感じさせる。