民間撤退で赤字100億円超に膨張へ 京都市バス、今後10年で
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注目のコメント
大都市のバスの赤字は当たり前です。政令指定都市の儲かる路線は地下鉄を欲しがる市民が多く、地下鉄は東京以外は赤字が普通ですから、バスへの補填までまわらないのです。京都の場合は、つまらないキャンペーンやイベント費用をバスサービスの改善に当てる方がよほど意味があるでしょう
一部事実誤認されているコメントが見受けられますので事実確認をいたしますと、
・現在は黒字(15年連続)で、一般会計からの支援も受けていない
・収益はインバウンドの影響で増加傾向が続いている
・将来10年間での経常赤字が元々見込まれていた主要因は
経営改善の為に抑制させていた車両更新の正常化により
設備投資額の一時的な増加が生じるため。
だから、現在は利益剰余があることも踏まえ、
一般会計からの繰入は不要と判断していた。
それを踏まえた上での議論でないと無意味です。
経営改善させた主要因の一つとして、民間への業務委託で
費用圧縮できていたというのがあるのは、事実です。
ただ、それが既報の通り、民間会社が業務委託を引き上げていることで
一気に費用の目算が狂って、経常損失が膨らみそうだという話です。
だから、「現在の予算以上の増収対策や運営コストの縮減が必要となりそう」という
将来の予測の変更の話をしているに過ぎません。
赤字が確定しているわけではないです。
しかも、10年累計で100億であり、年平均は10億円です。
このタイトルは、若干ミスリード。
費用削減案と人繰り対策を考えなければならないのは事実ですが、
今後、課題を解決する案を練って対策を打つことができれば、
結果として黒字を維持できるかもしれません。
必要以上に悲観的になるのは、結果として市民の足である市バスを
無くす方向に行きかねず、それは市民の便益に繋がりません。京都市内は訪日客の増加で、利用客数が増えているのではないかという感覚を持っていましたが、そうではないのでしょうか?
純然たる生活路線の維持も公共交通の担う役割ではありますが、さすがに赤字幅が大きく持続可能な状況とはいえませんね。
市職員であるがゆえの固定費の膨張と、不採算路線の維持が要因という、いたってわかりやすい窮境要因なのでしょうが、これらの対応は公営のままでは一筋縄で行かなさそうですね。