武田薬品“7兆円買収案件” 創業家一族が反対表明
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注目のコメント
レバレッジは投資不適格にならない水準で抑えているとは思いますし、PMIについては、ほぼ外資系のスタンス(全体のコストカット)という理解で良いかと思います。
創薬がCAPEXが膨大でリターンが不確実であるビジネスモデルである以上、M&Aの必要性は認識しているとすれば、ここは現経営陣の判断に負託するしかないとは思っています。
引用
2008年に米ミレニアム・ファーマシューティカルズを9000億円で、2011年にはスイスのナイコメッド社を1兆1千億円で買収。
2兆円あったネット現預金を使い切って、がん治療のバイオ薬、新興国などの成長分野を取り込んだ。武田のShire買収に関する新株発行について、およびその成立を条件とした3名の取締役選任についての臨時株主総会が5日に開催されます。
個人的には、創業家はもっと早く意見を示すべきだったと思います。
武田薬品の将来を考える会が以前から活動をしてきた上、本事案に関しても以前から活発に動いてきました。
https://sites.google.com/pharma-asset.com/takeda/home
創業家にはもっと様々な意見が舞い込んできたはずです。ですので、少なくとも臨時株主総会の招集通知が届いたあたりにまでには態度を表明できたはずですし、創業家の責務として、株主全体での議論を活性化すべきだったと思います。
何れにせよ、この表明が結果にどのような影響を及ぼすかは2日以内に判明することになりますね。武田製薬の有価証券報告書の大株主の状況を確認してみましたが、上位10位の中には創業家は入っていません。上位10位は機関投資家のようで合計30%、また外国人株主は35%程度となっています。
確かに、創業家の方が会社にいらっしゃいますが、機関投資家比率も高く、外国人投資家比率も高いので、これがトリガーになり、賛成派、反対派に分かれて議決権勧誘が激しくなるかもしれません。