高年収層が享受するサービスを全年収層へ。転職サービスにおけるAI
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キャリアアドバイザーとテクノロジー(AI)を非常にうまく融合させたサービス設計ですね。
サービスサイトも見やすかったです!
https://jobkul.com/
求人情報自体はコモディティ化してしまっており、同じ案件が複数のエージェントに掲載されています。ヒヤリング出来る箇所は「人」が対応し、相性が良さそうな求人案件をTinderUIで選ばせるのは、データの貯め方としても理にかなっていると思います。
職業斡旋や人材紹介は、スマホもAIも無い昭和の時代から続くビジネスモデルが根強く残っています。個々人が最適なパフォーマンスを発揮できる職場をテクノロジーのアシストで提案できるようになれば、成長する企業も増えてくると思いますね!富裕層だけが独占していた人的サービスを、AI・ロボット化して誰でも享受できるようにすることを、私は「御屋形様AI(おやかたさま)」と勝手に呼んでます。
戦前の裕福な御屋形様は20名以上の使用人があらゆる生活の面倒を引き受けていました。家令を筆頭に、料理人、運転手、下男、女中、乳母、小間使い、子守、下女など、役割ごとに使用人がいたようです。家電や自家用車などの発明によって、誰でも使用人代わりに使える道具が登場してきました。
しかし、高度なキャリアアドバイザやファイナンシャルプランナーは今でも富裕層しか相手にしてくれません。それをAIで誰でも使えるサービスに変えるのがポイントです。
もっとも、AI・ロボット化が進むと、人的サービスは今より相対的に高価になります。なかなかオペレータにたどり着けない、音声自動応答などは典型的ですね。将来は、旅行代理店や床屋もAI・ロボットで機械化されて、人的サービスは高価になるでしょう。
日本全体の生産性向上には欠かせませんが、ちょっと味気ない未来かもしれません。そうなのかな?
終身雇用制度がある意味破綻して、
AIもアナログも縁故も含めて
転職する際の選択肢が増えた。
この選択肢を上手く使いこなす
仕事人と企業が生き残る。
格差はより一層広がる。
という事だと思います。