登場から50年 ついに… ポケベル 来年サービス終了
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驚きかもしれませんが、ポケベルは、実は先進国中の先進国、米国の多数の医療機関で今もなお根強く使われています。スマートフォンの時代にこんなに不便なものを、と思いますが、その理由は電磁波ではありません。10cmや20cmという至近距離でなければ、スマートフォンが医療機器に及ぼす影響は無視できるレベルにあると言われています。
IT担当に聞いたことがありますが、主な理由は２つあります。１つはメッセージを受けた時に返事を同じ機器でできないため、忙しい時には緊急かどうかを判断して自分のタイミングで返事ができるという点です。電話だと緊急かどうか分からずひとまず通話して、後にしてほしい、と伝える手間がかかってしまいます。２つ目は、オンラインに乗らず、たいしたメッセージも送れないので、セキュリティの心配があまりないという点です。
私は日本ではポケベルを使用したことはありませんが、アメリカの病院では頻繁に使用していました。ポケベルの返事は優先していいルールだったため、つまらない会議から席を外したい時には、友人に「今ポケベルを鳴らして」とスマートフォンでメッセージを送ったりしたこともありました。このようなちょっとした悪用ができるところも好きでした笑。古き良き時代の機器がなくなっていくのは寂しくもあります。
日本では現在PHSが主流です。このPHSもあと2年ほどでサービス終了かと思いますので、2年後には医療現場にスマートフォンの潮流が来るものと思います。ポケベル📟！！
若者、特に高校生に大ブームだったころ、彼女ら彼ら達は、数字しか送れない機種の時代は「88（はは、母）」という数字が入ると、しぶしぶ、公衆電話から母親に電話をかけていました。笑
そして、数字の組み合わせで、文字が送れるようになると、女子高生の、「公衆電話ブラインドタッチ」の早いこと早いこと、アナウンスをろくに聞かずに、ばばばーっと、公衆電話をタップ？して、メッセを送ってました。
そんなポケベルの中でも、他と比べて特に良く売れている機種がありました。その機種と、他の機種の違いを探すと「ハートの絵文字♥️」が使えるかどうか、だったそうです。
いつの時代も新しいコミュニケーションデバイスは、若い人、特に女性が使い始めて、ビジネスニーズから一気に一般ニーズのティッピングポイントを越えるのかもしれません。
この「ハートの絵文字♥️の発見」が、のちに、iモードでの絵文字機能の搭載につながったと、松永真里さんの著作であり、iモード誕生秘話でもある「iモード事件」には記載があります。
え？当時の私？
ポケベルブームを尻目に、世間に先んじてインターネット環境が整っていた慶應大学SFCにて、レポートのオンライン提出に格闘しておりました…（締め切り過ぎてからタイムスタンプいじってから提出して、果たして受けいられるかどうか、など。）
仲間とはメールやチャットが普通だったので、
ポケベルユーザーではありません。😅感慨深いです。37年前、新人記者として現場に出た時、初めて持たされました。のべつまくなしに呼ばれるので「ピーピー」という音が耳から離れず心を病みそうになりました。また感知する範囲が限られているので、遠方に出かけた時はポケベルの電波が届かないことが不安でたまりませんでした。高速道路の上でポケベルが鳴り、思案したあげくに高速道路を降り、公衆電話から連絡すると、大した用事ではなくて腹が立ったことなどは日常茶飯事でした。1995年あたりから言葉のメッセージが表示されるようになり、若者が一斉に使い始めました。それ故にボケベルをかけても話し中になることが多く、1995年夏の八王子スーパー3人射殺事件の時は記者になかなか連絡ができず現場到着がかなり遅れました。その時、焦りまくったたことを今も思い出します。
