今日のオリジナル番組


詳細を確認
タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
本日配信
1799Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
今回のMBA特集では、欧米のトップビジネススクールに通う現役生・卒業生にも取材し、世界の「MBAの最前線」を追っていきます。

最新のデータを見ると、アメリカのMBAに受験する人は4年連続で減っています。その一方で、中国人やインド人でMBAを目指す人は増えています。

日本人で海外MBAを目指す人は、毎年2000人程度で韓国にも負けています。背景には、日本企業は、メンバーシップ型の組織で社内教育が充実していることもありますが、今では終身雇用も死語になりつつあります。

では、今ビジネスパーソンは何を学べばいいのか。MBA以外の選択肢についても、今回の「MBA特集」では掘り下げます。

本日より「MBA特集」7日間、よろしくおねがいします。
本日より7日間連続で、谷口記者、九喜デザイナーとともに、MBA特集を展開してゆきます。

カナダのマギル大学教授で著名な経営学者であるミンツバーグは、著書「MBAが会社を滅ぼす」で、MBAは間違った人間を間違った方法で訓練し、間違った結果を生んでいると断罪しましたが、本当でしょうか?

ビジネススクールもこうした「不要論」を受け、また、時代のニーズに対応し、アントレプレナーシップや人間力を鍛えるプログラムを用意したり、短期や夜間、はたまた動画学習など効率的な学びを提供する進化を遂げつつあります。

数が増え、玉石混交となったビジネススクール。その正しい、活用の仕方について。また、今求められる、大人の学び直しの意義について、現役ビジネススクール在校生、MBAホルダーの先達の意見などをもとに、豊富なグラフィックを駆使して、考えていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
今やMBAが自分のキャリアに箔をつけてくれるとは限らない。

しかし、その考え方そのものが、「他人や組織に評価してもらう」ことを前提としている。評価軸としてのMBAは確かにコスパが悪いと思う。

ただ、そこで得る知識、人脈は無形資産として残る。
もちろん学び方次第だが。

その行為は正に自分の軸を作る助けになる。

いつの時代も、仕事でだけ認められたいなら仕事を一生懸命やれば良い。MBAは必要ない。

でも学びが必要なら、そして自分の軸を作りたいなら、MBAも悪くない。

評価されて生きることは避けて通れないが、どう生きるか、仕事をするかを自分で「評価」したいなら、学ぶことは大切だ。
MBAもまさに多様化の時代です。自分のライフスタイル、ライフステージややりたいことに合わせて選択肢がたくさんある。今でも役に立っていること、役に立たなかったことなどありますが、学んだ経験は貴重です。動画配信で知識は得られる時代、誰とどのようなスタイルで学ぶのかがより重要になってくると思います。米国でもトップスクールか否かの違いはどのような仲間とピアラーニングが出来るかが極めて大きいと思います。
自分がMBAを取ろうと思ったのは、1990年。そして、1991年に入学し、まさにバブル最後のタイミングでした。
その後、船井総研→実家の光輝物流→イー・ロジット起業というキャリアをすごすのですが、起業するまでは、MBAの価値を感じていました。
が、起業してからは、MBAの限界を感じました。
そこを補ったのは、稲盛和夫さんが塾長を務める盛和塾でした。
ICOが増える社会において、MBAも、進化が必要です。

ちなみに、自分が客員教授を務める多摩大学大学院(寺島実郎先生が学長)では、よりビジネス実践に役立つ講座を増やしています。
そういう進化が必要なんだと思います。
"来るべき人生100年時代の到来を受け、社会人の学び直しを意味する「リカレント教育」の必要性が問われている。"
MBAに限らず学び直しのニーズは高まっていますね。そういう私も、20代の時には考えもしませんでしたが、様々な瞬間において「もっと若い時に勉強しておけばよかった」と感じることがあります。時間を巻き戻すことはできませんが、学び直すことはできます。人生は長いですからね。
結局MBAは実ビジネスで使えるのか、という論点の注目度は 増し続けています。

ビジネススクールを受けるのに必要なGMATの受験者数(アメリカ国内)は、2018年度は14万0864人で、昨年度の15万0749人に比べ、6.6%減り。
さらに、アメリカに約400あるMBAプログラムのうち、59%が出願者数を減らしているという現状は端的にそれを表しています。

そんな中でのリカレント教育などの概念との結びつきは必然だったのかもしれません。
ビジネスパーソンとして学びをどの様にキャリアに組み込んでいくかを考える上で必須のブックかと。

"その一方で、来るべき人生100年時代の到来を受け、社会人の学び直しを意味する「リカレント教育」の必要性が問われている。
今持っているスキルや能力が、技術革新により、いつ不必要になるとも限らない時代。実務能力を磨くことに加え、最新の知識を絶え間なくアップデートすることは、欠かせないとの考え方だ。
"
時代の流れと共にMBAの位置付けが変わることはあるだろうし、そこで学びたい面子も変わるのは当然だ。背景には所得格差が拡大していることもあるかもしれない。しかし、少なくとも僕の場合には、ビジネススクールでの体験がなければ今の自分は絶対にないということだけは言える。昨今日本人留学生が減っているという話も耳にするが、是非歯を食いしばってでも、海外でホンモノのMBAを取得してみて欲しい。せっかく時間とカネをかけるのだから、ホンモノであることは結構大事だ。特集を楽しみにしている。
私は国内でMBAを取りました。金銭的にも語学的にも時間的にも海外は選択肢にありませんでした。

もともと、強制的に時間を奪われた中で当時の仕事をする事で、根本的な生産性向上を期待しての選択肢でした。

環境を変えることで期待以上の効果を得ることも出来ましたし、日頃付き合いのない業界の人との人脈も増えて、私は今の自分の礎の一つになっています。

仕事も日常生活も、受皿であるインプット側の意識や日々の準備によって、効果には大きな差が生まれます。

また、MBAはどこまで行っても所詮は過程です。
ホルダーが、その後に何を成し遂げるのか?を忘れてはいけません。
私の周囲でも外資系ではMBAはまだまだメジャーな選択肢であるように見えますが、一方で私自身は、就職活動をしていたときに、キャリアの途中でMBAが決まっているキャリアって自分が歩みたいものなのかわからないと思っていましたし、学生さんの面接をするようになってからもそういう声は聞きます。

私の周囲でMBAに行った方を見ていると、得られるものは非常に多そうですが、やはり人とのつながりが構築できるのが一番の収穫に見えます。それはたぶん以前も今も変わらない。留学中に何かビジネスをやる仲間が見つかることもありますし、帰ってきてからも様々なつながりがあり仕事になったりします。

直近の実態がとても気になっているので、特集記事とコメントで勉強したいと思います。
この連載について
「MBA(経営学修士)」は、ビジネスパーソンが経営者に近づくための学びの王道とされるが、近年、大きく変化している。ハーバードやスタンフォードなどトップMBAを目指す人は世界で4年連続減少。その一方で、テック系MBA、短期MBA、役職者向けのEMBAなど、多様化している。時代のニーズに合わせ「MBA3.0」が登場する今、改めてMBAの価値とは。最前線を追う。