「金融に興味のある子」に育てる環境のつくり方
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金融に興味のある子に育てる、あるいは金銭感覚を身につける、ということは子育てでとても大切なことです。
学校はそれを本気で教えてはくれません。家庭で教え育てる。その育て方は、「強制しない」と「日常の中での工夫」が大切という森永さん。
座学ではなく、日常生活の中で、実体験を繰り返しながら工夫し、理解を深めることが重要ですね。
海外にはお金の管理を実体験で身につけるソリューションがいくつかあります。米国のGreenLightやEarnitなど。
https://www.greenlightcard.com
https://ernit.com子どもにあまり実利的なことを教えすぎない方が良い、そういう声もありますし、私もあまり合理的・実利的教育に走りたくないと思っている派ではあります。なので意識してやったわけじゃないのですが、うちの子(小学校低学年)は金融に興味を持ち始めています。この記事のとおり強制ではなく環境です。
リビングで私が会社四季報を読んでいることが多いのですが、父親がいつも読んでいる分厚い冊子に何が書かれているのか子どもは興味津々です。たまに覗き込みながら邪魔してくるのですが、「これがサーティワンアイスだよ」とか「これがセブン」とか見せながら説明していると、じゃああの店はどうだ?とか言い出しますし、売上や株価がどうかという話も意外と面白がっています。
他にも、お小遣いの使い方を通してなぜものの値段はこんなに違うのか?とか、なぜ仕事によって給与が違うのか?など子どもに経済や金融の入り口の知識を教える機会は結構あるなと感じます。あくまで本人が興味持つ範囲で話すしかありませんが。そもそも、なぜ「金融に興味のある子」に育てる必要があるのか?というところから気になってしまうほど、金融リテラシーの低い僕ですが、ちょうど昨日の夜、妻と、「子供にどの程度家計の話をするか?していくべきか?」という話をしました。
僕自身は、親の年収も家の貯金も知らないまま育って、田舎で公立の学校に通い、慎ましく暮らしをしている分には何の不自由もなく育ててもらって、大学から東京で一人暮らしをさせてもらいました。
でも、大学2年くらいのときに、めっちゃ家庭の空気が悪くて、その時だけ、親から「誰が学費出してると思ってるの!」という怒られ方をしたことがありました。
そして、最近、自分のライフプランをシミュレーションして、キャッシュフローを書いてみて分かったのは、ちょうど大学に入って数年の頃って、単年の収支がマイナスで、貯金を切り崩す時期だということが分かりました。
「ああ、それでうちの母親はあんなにピリピリしてたのか」と10年経ってから気がついたわけです。(他にも僕の素行が悪かったとかの理由がある可能性は否定しません…)
そして、未だに、何となくお金の価値ってピンとこないし、貯金を切り崩しながら大学に通わせてくれた、という事実をどう受け止めたらいいかもよく分からない。いや、もちろん感謝はしているんですが。
という想いがあるので、僕は子供にはもう少しお金の話をしたいな、と考えています。
でも、まあ、たしかにいきなり息子に父ちゃんの年収ってこれくらいなんだよね、と話しても、フーンとなりそうだし、どうしたもんかな、と。
記事を参考にするなら、なんか、色んなタネをまいてあげる、ということですかね。銀行の役割くらいは説明できるようになっておこうかな。
追記
あ、妻との会話のこと書き忘れてました。
この話を僕がしたら、妻は、進学するときに、親に「こういうところに行きたいんだけどうちの家計的に問題ないのか?」と相談したそうです。で、お母さんが、家の貯金の話とかしてくれて、行っていいよ、と言ってくれた、と。
だから、自然と聞かれたときに答えてあげたら良いんじゃない、と。
いい話すぎて震えた、って話でした。