この連載について
20年近くにわたり、ルノー日産のトップに君臨してきたカルロス・ゴーン氏が逮捕され、失脚した。果たしてこれはクーデターか。内部で何が起きていたのか。突然の権力崩壊の実情を独自取材レポートする。
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関連する企業
自動車大手。ルノー、三菱自動車との連携により事業の効率化を図る。電動化推進を2030年までの長期ビジョンに据え、ラインナップ拡充に取り組む。運転支援技術やコネクテッドカーシステムにも投資。
業種
自動車
時価総額
2.42 兆円
業績
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相手はフランス政府がバックについているルノーであり、飲み込まれるかどうかのせめぎあいを国家間でやっていた形です。
次の焦点は本記事の通り。まだまだゴーン事変の行方から目が離せません。
「クーデーター」説を裏付けるようにも見えるが、
私としては、「だから内部告発が出てきた」と受け取る。
不正の話が隠蔽できなくなった背景が、「ルノー支配」問題であって、
不正が陰謀によって作られたわけではないと信じたい。
ゴーン氏逮捕は日仏代理戦争の序章に過ぎなかったのか。西川さんらがどこまでの想定シナリオを描いているのか。
ルノーと日産の主従関係が夫婦や兄弟関係に変わるのか、それとも離婚の憂き目に遭うのか。別の仲介人が現れるのか。いずれにしても大きな禍根を残す可能性が高まってきました。
個人的には、日産はとっくにフランスの会社になっていたと感じます。UDがボルボで、三菱ふそうがダイムラーなのと同じだととらえています。ですので問題は親会社が外資であるかどうかではなく、日本経済にとってどうか、で判断すべきだと思います。
「最終兵器のボタンを押せば、両社のアライアンスは根底から崩壊する。それに、ホワイトナイトが現れない限り、安定株主たるルノーを失う日産は、敵対的買収のリスクにも晒される」
かつてマツダがフォード傘下を離れた(切り離された)時にも、さまざまな苦労がありました。これが計画されたものだとすると、さすがに日産には、もう次の株主の見当はついているのではないでしょうか。
しかし、こんな風に、今起こっている事件に関連して、ここまで外に情報が出てくるものです。
茂田井さんがご指摘されていますが、
しかし、中長期的には「ホワイトナイトがいないと、日産は買収リスクに晒される」のは確かで、その辺をどう対策してるのかは、興味がある。
私も、どういうタームか分かりませんが、日産にはルノーに代わる株主が必要になるのでは?と思います。
今のやり方でルノーと関係が落ち着くように思えません。
経済小説ならあらかじめ話しをつけておくかな?
それとは別にここが気になりました。
半年前から相談していた理由が何かが問題かな。内部告発で不正発覚によるものか、ルノー=仏政府の支配に警戒したためか。前者なら、検察に相談すると同時に経産省にも、は当然。後者がきっかけで逮捕に至ったなら、裁判で日産は不利になる。でも日産にとってルノーの支配がマイナスという判断なら、陰謀を企てるくらいのしたたかさがあってもいいと思うのですが。