「ちゃんと書ける」読者を育てる方法
コメント
選択しているユーザー
誰かと出会い、その人の可能性を信じることができる能力は、とても重要と感じさせてくれる記事。
落合さんと話し、その考え方が世に広まることで、世の中がどんな風に変化していくかが宇野さんの頭の中にはイメージできたのでしょう。
そして、コメントをそのまま引用して語る人が増えても意味があまりないというのは、きっと自分で考える機会を喪失することになるから。
自分が経験したこと、自分で仮説検証をして、それが失敗でも成功でも良く、自分が体験したことをベースに語ることができる人がこれから求められているということではないでしょうか。
知識を得るだけ、記憶学習だけでは、考える力、仮説検証する力は磨かれないから。
アウトプットして、それのフィードバックを受けて、またアップデートの繰り返しが必要ということでしょう。
そんなことを考えさせられた記事でした。
注目のコメント
後半述べられている「コメント」について、非常に的確だと思います。特に、ちゃんと読んでいないからちゃんと書けない、という指摘。
10年ちょっと前、当時つとめていた会社のウェブ媒体で書き始めた時「読めていない」状態でコメントを書く人が多くて驚きました。たぶん「全体の趣旨を100文字でまとめる」ことができないのかな、と。単語にひっかかって、本筋でないところを延々掘り下げてしまう。特に学歴とか収入とか恋愛結婚関係はその傾向が強かったです。
SNSが出てきてさらにそれが加速され、右も左も、特定の誰かに擁護的なことを言うと、中身や文脈を無視して叩く。「ちゃんと読むところまで撤退すべき」という宇野さんの主張に賛成します。問題は、それが実効性あるか、ということだけど、今の時代、読まない人が増えすぎてるから、読むだけで他よりアドバンテージがあると言えるかも。宇野さんのイノベーターズ・トーク、第三回は落合陽一さんとの出会いとその後感じたことを余すことなく語っていただいてます。
異例のベストセラーとなった「デジタルネイチャー」は私も3回読みましたが、ついていけてる感覚がまるでありません(笑)。しかし、わからないことを自分なりに理解しようと思考することに意味があるのではないでしょうか。
特に、普段SNSに触れてると刹那的に時間が流れていきます。そこから自らを断絶して思考を深めることが、「ちゃんと書ける」読者への第一歩です。PLANETSが対象にしている(狙いたい)読者のセグメントは、恐らく学生や若い会社員。
この層は意欲が高い一方で読み物としてのコンテンツにお金を払うまでのハードルも高いです。
ここで多くのメディアはコミュニケーションなどによって付加価値をつけて訴求していますが、PLANETSの場合は純粋に質で勝負しようとしている傾向が垣間見えます。
落合陽一さんの「デジタルネイチャー」は正にそうです。2800円でもこれほど質にこだわれば買われるだろうという自信をうかがわせます。それで実際、2万4000部売れているところもさすがですよね。