F35戦闘機 最大100機追加取得へ 1兆円、政府検討
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呆れてため息しか出ない……
もはや型落ちモデルF35に1兆円も払うとか、
あり得ない。
今年9月の週間ダイヤモンドの記事です⬇︎
F2後継戦闘機の選定次第で自衛隊の「米軍下請け化」が進む!?
http://diamond.jp/articles/-/180401
墜落事故が後を絶たない、曰く付きのポンコツ「オスプレイ」を自衛隊が導入したような愚挙を、いつまで繰り返すのか?
注目のコメント
日本の主力要撃機であるF-15Jには、Pre-MSIP(F-15SJ)とJ-MSIP(F-15MJ)の2種類があります。
そのうち98機が30年を超える老朽機の上、近代改装が困難なPre-MSIPの為、この更新をどうするかが実は日本の防空上最大の問題になっていました。
Pre-MSIPの近代改装には数十億円かかると言われており、次期主力戦闘機であるF3はまだ開発さえ始まっていない中では、遅かれ早かれF35に置き換えるのは、実は既定路線だったといえます。
つまり今回のF35の大量発注は、その大部分が老朽化したPre-MSIP機の更新目的だと推定されます。
最近いずも型護衛艦の強襲揚陸艦(空母)仕様への改修が話題になっていますが、時期的に考えれば、一部は、艦載機仕様のF35Bの新規調達も含まれていることも考えられます。
今回政府がこうした決断を下したのは、F15の耐用年数が迫っていることもありますが、最近ミッションコンピュータのアップデートにより、F35は内部のウェポンベイだけでなく、外部兵装が可能になったということもあります。
これによりステルス性は落ちますが、最大AIM-120Cアムラーム14発及びAIM-9Xサイドワインダー2発の搭載が可能となる予定です。
つまりF35はステルス性能だけでなく、武装面でも最強の戦闘機としての能力を持つことになったわけです。
高価な買い物とはいえ、量産効果(とトランプ大統領の値切り)によりF35の価格は大分こなれてきてはいます。
過去の戦訓から防空こそが至上命題の日本の安全保障を考える上で、選択肢として旧式化したF15の改装より新品のF35の方がいいことは間違いないだろうと思います。2011年秋の段階で、過去の導入費高騰の轍を踏まないための方策として、ロッキード・マーチンは「10年間で100機を年間10機のペースで導入するのが最も経済効果が出る。そのためには近代化改修していないF−15の後継機としてもF−35を導入するのが望ましい」と提案していた。
これはロッキード・マーチン側が私に話したことで、それは財務大臣→防衛大臣の経路で政府に伝えられた。
この方向性は中期防衛力整備計画にも反映され、導入計画の修正が明記されることになった。
合計140機というのは、その上に垂直離着陸可能なF−35Bを40機前後導入するものとみるのが自然だろう。多目的母艦の建造をあわせると、離島防衛能力の強化が加速していくことが判る。
課題は日本側の調達能力の不在だ。トランプ大統領が価格を低くさせたとはいえ、1機100億円以下に抑え込むほどでなければ、国民は容易には納得しないだろう。短期的には国防にお金を使わなくてはいけないのは重々承知しているけど・・・
もし国防に1円もお金を使う必要のない平和な世界になって、それを全て科学や貧困解消や宇宙探査や、その他諸々の生産的なことに使えたら、人類は急速に発展するだろうにな、と思ったり。