コトラーを疑え!? 新しい“常識”ブランディング思考法とは
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足立さんしかり、コメント欄しかり、JMAとかAMAとかの業界団体(笑)しかり、いろんな人がマーケティングの定義を論じてますが、Marketingと読んで字のごとく「マーケット(市場)を作ること」です。
この「マーケット(市場)を作る」ためのあらゆる活動がマーケティングなわけです。みんな複雑に考えすぎです。言葉そのまま以上の定義は不要です(笑)。
で、ブランディングですが、これもBranding(焼印をつけるの意)と書いてごとく、最初は視覚で知覚できるシンボルやマークで「あ、あの商品/サービスだ!」と想起させて競合商品/サービスに対して比較優位のポジションを取らせることから来ています。
それが今や、音や匂い、触感などなどあらゆる五感や感情を通じて特定の企業やその商品/サービス(が独自に提供する価値)を想起させるように仕向ける活動全てがブランディングで、それは「マーケット(市場)を作る」上で、自社が競争優位に立つために効果的な活動となる。そういう意味で、ブランディングはマーケティングの一部という足立さんの論は正しい。
ただあらゆる製品やサービスのコモディティ化が進む中で、マーケティングが究極的に目指すべきはブランディングに行き着く。なぜなら、特定の五感の刺激を通じて自分を思いだして欲してもらえるような状況を作るのがブランディングなわけだから、それほど強いものはない。足立さんの記事いいな~。私はマーケティングの基本しか勉強してませんが、後は自分でめちゃくちゃ考えて、もの凄く場数を踏むということで上手くいく確率が上がってきました。やっぱり考えて実践を繰り返すしかないですよね。
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そんな総合的な仕事をするマーケターが成功するために大事なことは何か。いろんなやり方を知っておくという意味でマーケ本を読むことも必要だと思います。ただ、自ずと示唆されるのは「自分のマーケティングは、自分で考えましょう」というごく当たり前の結論だと思うし、「商売」というのは、結局そういうことだと思いますねコンサルタントをしていてもマーケティングの定義って難しくて、私はプロジェクトごとになるべく定義を明確にするようにしています。
個人的には、マーケティングを一番広く捉えると「売る努力」だと思っています。
一方で営業はマーケティングとは別で語ることもあれば、含めて語ることもあります(前者の方が多いです)。
ブランディングはマーケティング「戦術」と分けることもあれば、マーケティングに含めることもあります。各論点の重みによって枠組みを変えているのが実情です。
なので、マーケティングについて抽象的な枠組みで捉えるアプローチは、個人的にはあまり頭に入ってこないのが正直なところです(学問として専門的にマーケティングを学んだことはない立場の、素人の感覚です)。
考えなければいけないことに漏れがないか確認するときにコトラーなどを見返すことはありますが、それも具体的なことを考えているからこそ役に立っているんですよね。
事例の積み上げで個別に学びを抽出するアプローチの方が、マーケティングには馴染むように思っています。